見た目でしか判断できないオヤジたち=サラリーマンはつらいよ? 3月6日 [闘病日記]
友人から電話。「久しぶりに遊びに来いよ!」との誘い。いやいや、こちらは病人。近所のコンビニまで行くのが精一杯。
「嘘だろう?YouTubeで元気に喋ってるだろ?」
あれは仕事。無理に元気を出して話す。終わったらグッタリ。芸人だって、疲れた顔してステージには立たない。松田優作は癌のステージ4だったが、映画「ブラックレイン」でアクション場面を演じた。
まあ、彼と比べるべきはないが、カタギの友人にその辺のこと。理解は難しいだろう。以前にもこんな電話。
「完治。おめでとうー!」
目も、脳も一生、治らない。何より完治なんて言ってない。なのに、無理して元気を出して話たらそんな電話。その全てがサラリーマンの友達。直接、言われないと理解できない。いや、はっきり言っても、聞いてない。「完治、おめでとう」の友人もその1人。彼の嫁がいう。
「時々、離婚したくなる!」
そう嘆くのも分かる。でも、多くのサラリーマン夫はそうなってしまうようだ。
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(532)大手マスコミ、完全無視の理由ーれいわ新選組への怖れと同じ背景? [YouTube]
(532)大手マスコミ、完全無視の理由ーれいわ新選組への怖れと同じ背景?
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原発の街で反対運動をしていた女性。その末路ー基地問題も同じ背景?−3月5日 [「沖縄狂想曲」]
原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」の公開時。もう10年前になる。東北のある街を舞台挨拶で訪れた。前日入りしたので、チラシを配りに繁華街に出た。
商店街でチラシを配っていると、ある中年女性にこう言われた。「街で有名な原発反対のおばさんがいるから、訪ねれば応援してくれるわよ」教えられた店を訪ねる。その人がいた。自己紹介し、チラシを渡し、映画の説明をした。
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だが、説明の間中。その女性の目は冷ややか。「ふーん、そーなの?」と薄笑いを浮かべる。「だったら、そこの人たちにも配ればいいじゃない?」と僕からチラシをもぎ取り、店にいた客たちに配り出した。「なんか、原発の映画なんですってー。ヒマだったら見てあげてー」明らかに馬鹿にした感じ。
後で分かったこと。その人は何年も反対運動を続けていたが、原発に近い街なので推進派も多かった。あれこれ嫌がらせ、批判を受けた。変人のレッテルを貼られ、店にも客が来なくなった。精神的に不安定になる。
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やがて「反対活動はバカがすること」ーと、その後は原発を反対する人たちを蔑むようになった。僕が訪ねたのは、その時期。悲しい話だ。先の記事で書いた件も同じ構図だろう。「沖縄狂想曲」を見た男性の感想だ。
「まあ、表現には間違いはないな(笑)」「でも、全部知ってたよ(笑)」「俺も映画撮ろうかな?(笑)」と、上から目線の皮肉ばかり。基地問題を深く知る人のようなのに、それを伝える映画を皮肉り、上から目線で批判していた。
東北の女性と同じ背景だろう。彼も最初は熱い思いで、基地反対を訴えていた。だが、周りから批判され、馬鹿にされ、心が折れた。「個人の力では、どうにもならない」ーと、今度は基地反対を唱える人たちを、馬鹿にするようになる。
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映画を見て「まあ、表現には間違いはないな(笑)」と皮肉を言う。「でも、お前には何も出来ないんだよ!」と続きを書きたいのだろう。基地問題に詳しいのに、反対する人に冷ややか、小馬鹿にする。以前は熱い思いを持っていた。が、多くは苦い体験で、心折れた人たちだと思える。
やがて同じ思いを持つ仲間が馬鹿に見えてしまう。批判、否定するようになる。推進派はその構図を使い、反対派を切り崩して行く。原発問題のそんな現実。基地問題でも同じことが起きていること。感じてしまう。
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原発と基地問題。同じ構図=上から目線で批判する人たち。3月5日 [「沖縄狂想曲」]
現在、疲労困憊中だが「沖縄狂想曲」の感想をあれこれネットで探した。絶賛が続いているが、ようやく批判も出て来た。批判が出てこそ、映画が広がったと言える。
だが、それは非常に辛辣なもの。男性。年齢は40歳前後と思える。
「まあ、表現には間違いはないな(笑)」「でも、全部知ってたよ(笑)」「俺も映画撮ろうかな?(笑)」と、上から目線の記述が多い。
かなり基地事情には詳しい方のようだ。それだけの知識があるのなら、「よく作った!」「多くの人に見てほしい!」と感じそうなもの。だが、「全部知ってた!」「表現に間違いはないな」とか上から目線。
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「今まで知らなかったのか?不勉強だなー俺は全部知ってたよ!」という上から目線を感じる。何よりー>(笑)と言う文字が多いのが、気になる。だが、似たようなこと。原発事故を描いた映画「朝日のあたる家」の時もあった。
「映画で描かれていたこと、全部知っていたよ」「目新しことは何もない映画だった」と言う感想をいくつか見かけた。両者に共通するのは、「基地問題や原発問題を伝えたい!」ー思いは感じられず。「俺の方が詳しい!」と誇りたい。マウントを取りたいと言う感じ。
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それらの人たちのブログや記事を見ても、過去に原発や基地問題の記事はない。豊富な知識があるのに、それを伝えようとはしていない。なのに、その種の映画を見ると「全部知っていた!」と自慢を始める。それならばブログで、その種の情報を書くべき。多くに知らせるべきだ。
でも、それはせずに「全部知っていた」と自慢。作品を小馬鹿にしたり、皮肉を書いたり。原発事故時によく見かけたのと同じもの。その背景。あれこれ考えた。
その種の人。最初は熱い思いを持っていた。が、周りに理解されず。批判、否定され続ける。その結果。歪んでしまい、同じ反対派をバカにするようになる。原発取材の時も、その種の人と何人も出会った。この後の記事で書きたい。
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