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まず、沖縄を知ること=観光ガイドブックからスタート? [2018]

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まず、沖縄を知ること=観光ガイドブックからスタート?

話は1年少々戻ることになるが、ビギニングから説明させてもらう。沖縄戦のドキュメンタリーを撮ることになったとき、まず始めたのは沖縄を知ること。歴史ではなくまず、沖縄のこと。というのも、僕は沖縄とは本当に縁がなかった。例えば若い女の子ならリゾート地として憧れるだろう。あれこれ調べて、一度は行ったことがある。

でも、僕はその手の旅行が大嫌い。ハワイ、グワム、サイパン、沖縄。美しい海、常夏の島。JALのコマーシャルに出てくるような南国の風景。そんな所への憧れが全くなかった。学生時代から行きたい街というと、チェルノブイリ、ダラス(ケネディが暗殺された町)だったりした。昔から捻くれ者の僕は夏休みに行くのは「旅行」ではなく、映画館だった。

映画ファンでも「戦争もの」が好きな友人もいる。「史上最大の作戦」「トラトラトラ」「遠すぎた橋」「ミッドウェイ」彼らは映画だけでなく、その時代背景や戦車、戦闘機の名前まで覚えていた。が、僕はなぜか? 戦争映画に興味が持てなかった。子供時代「戦争ごっこ」が好きな男の子は多いもの。その延長戦で戦争ものに関心を持つのだろうが、僕は「戦争もの」より「SF」だった。

とは言え、考えてみると、戦争映画で強い興味を持った作品がいくつかある。それも人生のベスト10に入れたいもの。「人間の条件」小林正樹監督作品、五味川純平原作。全6部からなる長編映画(1959−61)惹かれるものがあり、テレビで6部作一挙放映のときに12時間、テレビに齧りつき見た(ビデオデッキのない時代だった)。その後、新宿ピカデリーでオールナイトで一挙上映というイベントがあり(1987年)行った。

もう1本は「戦争と人間」これも3部作ある長い映画。これもテレビ放映の際に見ている、中学生頃だったので(月曜ロードショーですね)意味が分からないところの方が多かったが、真剣に見ていた。こうして考えると、「史上最大の作戦」や「トラトラトラ」のように戦記物と言える史実の再現映画タイプのものに興味がなく、戦争の悲しみを描いた作品に惹かれるようだ。

サムライものがほとんどのNHKの大河ドラマも、一番興味を持って見たのが「山河燃ゆ」。山崎豊子の「二つの祖国」が原作。脚本がなんと市川森一(原作にない物語も延々と描かれているーそこがまた凄い)物語は太平洋戦争中の日系人を描いたもの。キャストも豪華だった。

松本幸四郎 西田敏行 大原麗子 多岐川裕美 川谷拓三 島田陽子 堤大二郎 柏原芳恵 柴田恭兵 手塚理美 渡辺謙 篠田三郎 アグネス・チャン 泉ピン子 ケント・ギルバート 池部良 沢田研二 津島恵子 児玉清 鶴田浩二 三船敏郎

戦争中ーアメリカに移民した日本人(三船敏郎、津島恵子)は迫害され、収容所に入れられる。二世である主人公(松本幸四郎)は軍隊に入る。そして日本に留学していた弟(西田敏行)は日本軍へ。その兄弟が戦場で合いまみえることになる。大河ドラマ史上に残る傑作。その後、原作も読み。LA留学時代には収容所があるマンザナールにも行った。夏に参加したLAの映画祭では当時の資料を展示したリトル東京の博物館にも行った。

なぜ、人は戦争をするのか? 多くの人が死に悲しみことは分かっている。なのに、人類は戦争を続けている。戦争は誰が喜び、誰が悲しむのか? 愚かな行為はいかにして進められるのか? いずれの作品もそんなことを描いている。どうも、その種の物語に惹かれるようだ。その意味で沖縄戦のドキュメンタリーというのは嬉しい依頼。原発問題と同様、沖縄戦についても、いつかは勉強したいと思っていた題材。だが、、、、

その沖縄をまるで知らない。「ソナチネ」「夏の妹」の舞台は沖縄。安室奈美恵の出身地。金城哲夫と上原正三ー脚本家ですーも沖縄。そのくらいしか知識がない。映画を作るときはいつもそうだが、まず、その街を知り、好きになるところからスタートする。ここ最近の作品でも静岡県の街街を知り、好きになるところから始めた。そこで沖縄戦について、歴史についてではなく、観光ガイドブックを購入した。

まず、一般の人たちが知る、興味を持つ、リゾート地沖縄を把握するところからスタートした。本当に海やおいしい料理。避暑や旅行という、多くの人が憧れることに関心がないので、そこから始めた。(つづく)


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沖縄戦プロジェクト開始。多くの方から激励とコメント。感謝です! [2018]

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沖縄戦プロジェクト開始。多くの方から激励とコメント。感謝です!

昨日、発表した沖縄戦のドキュメンタリー製作開始。本当に多くの方から「いいね」「コメント」を頂き感動。ありがとうございました。

僕のFacebookはーいつもは記事をアップしても「いいね」5〜10個とかが多く「友達」3800人もいるのに、読んでくれる人は少ないのかなあと感じていた。それが何と「いいね」が185人! 

それから数々の激励メッセージ。どれも嬉しいものばかり、それが何と21人から! 「朝日のあたる家」「明日にかける橋」を作った監督が沖縄戦をドキュメンタリーで手がけるときっといい作品になる!ーという期待をしてくれている方々がたくさんいること。本当にありがたい。

日頃、あまり僕の記事は読まれていなのかな?と思っていたが、皆さん多分、読んではいるけど「いいね」を押さないのだろうと感じた。変人で、「質問には答えられません」とかネット上でいう人だし、絡まれると敵わないと感じているのかも?

185人が「いいね」を押したということは多分、それ以上の人が読んでいるはず。他の記事もそのくらいの人数が読んでくれているはず。ただ「いいね」は押さないのだ。

それがわかっただけでも安心。作品の完成は来年春なので、まだまだ先だが、プロジェクトはすでにスタートしている。その辺の経過もこのFacebookで少しずつ報告していくので、読んで頂けると、幸いだ。

「明日にかける橋」も地元、ららぽーと磐田では大ロングラン上映中だし、福岡や長野、群馬等でも公開されるので、近隣の方はぜひ見てほしい。次回作の「沖縄戦」に繋がるもの。きっと感じてもらえるはずだ。


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ご報告!沖縄戦ドキュメンタリーを制作 [2018]

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ご報告!沖縄戦ドキュメンタリーを制作

さて、ご報告する。ドキュメンタリーを製作する。「何だ。あの堅苦しい奴ね?」というなかれ「朝日のあたる家」以来の硬派な題材だ。「沖縄戦」を描いたもの。

僕は本当に勉強不足で、太平洋戦争中に沖縄でどんなことになっていたか?知らなかった。「過酷な戦争で、多くの人が亡くなった」ということくらい。学校の「日本史」の授業では太平洋戦争になるまでに3学期が終わるし、NHKの「大河ドラマ」は戦国時代とか、サムライものばかりしか放送しない。(「山河燃ゆ」という例外はあったけど)

太平洋戦時、沖縄で何があったか? 友人たちにも訊いてみたが明確に答えられる者はいなかった。おまけに僕は中学時代から映画ファンでありながら、戦争ものにはあまり見ていない。一応、当時話題になった「ミッドウエェイ」「遠すぎた橋」「203高地」は映画館で見たが、あまり関心を持てなかった。

それでも以前から「太平洋戦争」は一度、しっかり勉強せねばならないと思えていた。そして先の沖縄知事選。デニーの勝利。その選挙までの様子をニュースやネットで見ているだけでも感じることは多かった。2年ほど前から今回の準備を始め、すでに勉強は進めている。故・翁長知事のスピーチも平和祈念公園で二度聞かせてもらった。そして沖縄戦を見つめて行くと、その先に日本の未来が見えて来ると思える。

ただ、誰も知り得ない衝撃の事実を描くものではない。すでに歴史として認定されている事実を紹介する作品。しかし、それらの事実さえ、ほとんどの日本人は知らない。そんな沖縄戦のドキュメンタリーを制作。基本はビデオ教材。小さな作品だが、完成時には大都市での上映会を予定している。

もう、かなりこのブログも連載しているが、これまでは詳しく書けなかったので、スタート時よりのことをここから、もう一度、書いて行く。


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劇映画制作のために休止期間 [2018]

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劇映画制作のために休止期間





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