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ひとつの映画が完成。公開が終わるとダウン。近況報告 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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ひとつの映画が完成。公開が終わるとダウン。近況報告

今回は最新作「乙女たちの沖縄戦」の関東最後の横浜公開が終わる2日前にダウンしてしまった。ここしばらく自宅入院状態が続いた。これはもう歳のせいで持久力がなくなったのか?と思える。

FBで4年前の記事が出てきたので読むと、地元公開がスタートする前にダウンしていた。なんと今回が初ではなく、すでに4年前に同じことが起きていた!

当時を思い出し共通点を探すと、トラブルを起こす関係者がいて、その対処に時間も労力も取られたことがある。本来やらねばならない仕事が山積みなのに、その尻拭いに何週間も取られた。毎日がイライラ!「あのバカのせいで!!」と血圧上昇。「血圧が上がるくらいで〜」と侮ってはいけない。歳を取ると血管が細くなり脆くなる。怒り爆発で血圧が上がれば、血管が切れて脳梗塞ということもあり得るのだ。

今回も「明日から大事な作業!」なので準備をせねばならない日に、問題を起こした本人に長い説教メールを書かねばならなかった。流石に反省したようだったが、数日後にまた同じようなトラブルを起こした。もう、呆れ果てて連絡はしていないが、迷惑をかけた方々には謝罪して回った。

困ったちゃんは他にもいてイライラ。血圧は危険値?! 本来の仕事に費やす時間と労力を取られること自体、大きなストレスとなる。結果、終わった時にホッとして疲労困憊がドバー。こうして過労で毎度、長期間寝込むこととなる。

ただ、今回は何年もかけたプロジェクトではなかったこともあり、疲労度マックスではなかった。また、すでに次の仕事がスタートしており、心の底から「終わったーー」と思えなかったので、ストッパーが効いたのかも。そのため短い期間のダウンで回復に向かっている。が、これは同時に時限爆弾を抱えたまま、走り出すということでもある。注意せねば。

ハリウッドのキングと言われたクラークゲーブル。彼が亡くなった原因は共演者にあると聞く。撮影が始まっても現場に来ない。スタジオを探すと控室にいた。「演じる自信がない・・・」と落ち込んでいる。説得してスタジオへ。でも、翌日も同じ。そんなことの繰り返し、ゲーブルは毎日イライラ。イライラ。そのストレスで体調を崩し、心臓麻痺で死んだと言われる。59歳。ストレスを舐めてはいけない。無邪気な困ったちゃんに殺されないようにせねば。



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「乙女たちの沖縄戦」感想 by ある女優さんから [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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東ちづるさんから頂いた感想

子どもの頃から聞かされていた戦争体験者の語りや証言を思い出しました。

体験者や被爆者の生の声を聞くことも難しくなってきた戦後。

戦前にならないよう、できることは悔いのないようアクションしたいです。


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「乙女たちの沖縄戦」への批判コメント⑥ ドキュメンタリーがドラマ臭いんだよー映画制作の方法論を知らない人たち。解説 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」への批判コメント⑥ 映画制作の方法論を知らない人たち。解説ー終

このシリーズ好評なので、どこかに上から目線でおかしな批判しているコメントはないか?さらに探してみた。「つまらない!」というのも一つの感想であり、それは認める。そもそも沖縄戦に興味がない。戦争は映像で見るのも嫌という人もいる。

ただ、沖縄戦を知らず事実無根なことを信じて「違うぞ〜」というコメント。映画表現を理解せずに「***にした方がいい!」というのは明らかな間違い。知らないことを思い込みで批判してるだけ。その手のおかしなコメントを読み「いいね」している人もいる。それでは沖縄戦について誤った認識を持ってしまう。だから解説。最終回は映画表現について。批判コメントはこうだ。

「ドキュメンタリーパートとドラマパートに分かれいたけど、ドキュメンタリーパートがドラマ臭いんだよな〜。もっと普通に撮ればいいのによ〜」

日頃、ドキュメンタリー映画をあまり見ない方か?ドキュメンタリーと言ってもいろんなスタイルがある。「プロジェクトX」だってドキュメンタリー。「ゆきゆきて進軍」「はりぼて」「香川一区」も同様。皆、スタイルが違う。ドラマだってドキュメンタリータッチのドラマがある。その意味で今回の「乙女」はドラマタッチのドキュメンタリーにした。

「ドラマ臭い」のではなく「ドラマ仕立て」なのである。コメント主は週末の昼や深夜に放送されるドキュメンタリー番組あたりを「ドキュメンタリー」と思い込んでいるのだろう。あの種の番組は予算が低く、カメラマンを呼ぶ費用がなく、ディレクター自身がカメラを回していることも多い。当然、撮影は上手くない。ブレる画面。ピンボケ。被写体がフレームから外れる。だが、ドキュメンタリーなので視聴者は受け入れる。また、その手の不安定な撮影こそが「ドキュメンタリーだ」と思い込む人もいる。(コメント主もそんな1人だろう)

米国ドラマ「24」はまさにそんな手法を取り入れて、わざと不安定なカメラ、ピントが外れる。画面がブレるという方法論で撮影されている。そのことでドラマではなくドキュメンタリーを見ている気持ちにさせてリアリティを強く感じるのである。僕はその手法の逆をドキュメンタリーに取り入れた。

三脚でフィックスしたカメラ。ドラマのような美しいフレーム。ピンボケなんて作らない。もし、案内人が素人さんなら難しいが、女優さんだったので、何も言わなくてもフレームからはみ出したり、急に動き出したりせず、カメラレンズも見ないので可能だった。日曜昼のテレビドキュメンタリーと違い、映画撮影ができるカメラマンさん。ディレクターが撮影した訳ではない。彼女に密着しながらドラマと同じ丁寧な撮影をしたのである。

その意味は何か? 後半がドラマパートだからだ。前半で日曜午後のドキュメンタリー番組のような手ブレ、ピンボケ、暗い画面。といかにもドキュメンタリーという映像を見せられて、後半でいきなりカチッとした画面で、照明まで当てられた映像だどう思うか?前半と後半は完全な別物に思えてしまうだろう? いかにも作られたドラマを見ている気分にならないか?

そこでドキュメンタリーパートからドラマ仕立ての映像を見せることで、そのギャップをなくし、スムーズに橋渡しする。ドラマ部分がいかにもドラマと感じないように持って行く働きをしているのだ。そのためにもドキュメンタリーパートの撮影をドラマのように丁寧にし、見づらい画面を極力避けて、まるでドラマを見るような美しい画面で撮影したのである。

さらに解説すると、見づらい画面こそがドキュメンタリーということではない。先にも説明したが予算が少ない。時間がない。だから、あのようなブレブレの画面。ピント外れるような映像が多発するだけ。もちろん、決定的瞬間を取るためには画面の美しさにこだわれないこともあるが、金と時間をかければドキュメンタリーだって美しい画面で撮ることはできる。

それを知らずに「見づらい画面こそがドキュメンタリーであり、ドラマ臭い。もっと普通に撮ればいい」と指摘するコメント主さん。それは手抜きして撮影しろ!というのに等しい。そしてドラマ仕立てのドキュメンタリーパートだからこそ、再現ドラマにも違和感なく入れる。

それはカップラーメンしか食べたことない人が、手打ち麺を専門店で食べて「カップの味がしない」と批判するのに近い。あるいはカレーラーメンを食べて「カレー臭いんだよな」と不満を漏らすようなもの。「これ変」と思った時、自分が正しいと思わずに、自身をまず疑ってみることが大事。自分の知識は間違っていないか?自分は映画表現をどこまで知っているのか?なぜ、通常と違う表現を使ったのか? 考えることで視野も広くなるはずだ。


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「乙女たちの沖縄戦」へのコメント⑥ 「ドキュメンタリーパートに女優が出る意味ない!」と批判する男性。ふふふ、そこを解説。 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」へのコメント⑥ 「ドキュメンタリーパートに女優が出る意味ない!」と批判する男性。ふふふ、そこを解説。

こんなコメントを見つけた。「この映画はドキュメンタリーパートとドラマパートに分かれているが、ドラマパートで女子学徒を演じる女優がドキュメンタリーパートで戦争体験者にインタビューしている。何で若い女性なの? 質問者はいなくていいんじゃないかなあ?意味ないし、何のプラスにもなっていない!」

これも解説する。映画というのは多くの人が見る。ただ、ドキュメンタリーは劇映画より観たいと思う層が限定される。「トップガン」であれば娯楽を求める多くの人が見に行くが「沖縄戦」となると関心がある人が中心となる。

作り手も往々にして題材をマニアックに描き、より深く掘り下げようとしがち。観る方も作る方もマニアックになることが多い。ドキュメンタリーものを見るとき、特に僕が感じるのは作り手にこんな思いがあること。

「退屈でもこれは大切なことだから、我慢して最後まで見なければなりません!」

まるで学校の先生!だから「あードキュメンタリーは退屈。もう見ない〜!」と思ってしまう。もちろん、近年はハラハラドキドキする面白いドキュメンタリー映画が増えたが、退屈なものも数多く存在する。そこで考えた。

僕はもともと劇映画、それも青春映画が得意な監督。劇映画で観客に我慢を強いる発想はない。観客が退屈した段階で作り手の負け! と言って真面目な題材を笑いにしたり、歪めてはいけない。

白梅学徒は当時17歳だった少女たち。ならばその作品の案内人もこの間まで高校生だった女の子にしよう!現代を生きる若い女性x戦中を生きた女性という構図で描くことで、単に戦争体験を紹介するだけでない何かが生まれてくるはず。質問する20代の若い女の子。答える92歳の女性。合わせ鏡になっている。それを観客が見るだけでもいろんなことを思うだろう。

また、この種のドキュメンタリーは高齢の男性が観ることが多い。特に戦争ものは顕著。女性にも見てもらうにはどうすればいいか? そこで女性視点で制作。20代の女性の視点で沖縄に行き、体験者を探し、話を聞く。そのまま過去の戦時中の物語に入って行く。女性が観やすくなる。映画を見るときに人は、自分に近い年齢、同じ性別の登場人物に感情移入する。

その意味でこの映画を若い女性。そして高齢の女性は、よくある三人称で描かれるドキュメンタリー(NHKスペシャル等がそのスタイル)より観やすくなり、より内容を身近に感じるはず。

一方、男性は若い女性に対して好感を持つ。案内人が女性でも問題がない。もし、その役割をジャニーズ系のカッコいい男の子が担っていたら、内容以前に拒否感を持つだろう。その意味でも女性なら大丈夫。

この映画と同じようなスタイルで番組作りをしているのが、NEWS23のあれ。終戦記念日近くになると、綾瀬はるかが広島の被爆者を訪ねるコーナーが放送される。これも怖い顔をしたキャスターや男性記者より、有名な女優が案内をすることで、主婦層や若い女性も観やすくなるという効果を考えている。

また、90代の体験者に中年の強面男性がインタビューするよりも、若い女性が質問する方が優しく答えてくれるというのもある。男性キャスターや女性アナウンサーであった場合。何も知らないと体験者側も「取材に来たのに不勉強ね〜」と不安になる。あるいは不満を感じる。

が、何も知らない若い女優であれば、1から丁寧に教えてあげようと思ってくれる。実際、映画を見ると先生が生徒に教えるように分かりやすく体験を話してくれている。

あるいはイカツイ男性や文句の多そうな記者が質問すると、体験者が萎縮して答えがぎこちなくなることもある。政治家相手や犯罪者ならその種の人が必要だかが、高齢の女性に不安感を持たすようなインタビューは相応しくない。その意味で20代の女優というのは大きな意味がある。ここでもう一度、コメントを思い出してみよう。

「何で若い女性なの? 質問者はいなくていいんじゃないかなあ? 意味ないし、何のプラスにもなっていない!」

ーさあ、どうだろう。この指摘が全く当たっていないことが分かってもらえたと思う。一般のお客さんなので映画の作り方、見せ方まではご存じないというのもある。ただ、体験者の丁寧な分かりやすい語りは若き女優が質問したからこそであり、コメント主が気づかないプラスになっている。

他にも三人称で描くと、作品自体が重くなるというマイナスもあるので、その点でも女性視点はプラス。「乙女たち」は女性にとても評判がいい。前作以上に女性からのコメントが評価が高い。それも女性視点で描かれたことで、より分かりやすく女性体験者の思いが伝わったからだと感じている。

映画というのは観客が気づかない方法論であれこれ考えて作られている。ドキュメンタリーとはいえ、退屈なものを観客に我慢を強いるのは僕としては許せない。そんな思いで作っている。


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今週末26日(金)「乙女たちの沖縄戦」舞台挨拶決定 @横浜ジャック&ベティ最終日 [2022]

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今週末26日(金)「乙女たちの沖縄戦」舞台挨拶決定。

@横浜ジャック&ベティ最終日

森田朋依さん!


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乙女たちの沖縄戦、上映劇場 8月23日現在 [2022]

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乙女たちの沖縄戦、上映劇場 

横浜ジャック&ベティ

今週26日(金)で終了


沖縄市ミュージックタウン音市場 

9/12(月)~9/22(木)



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「ドキュメンタリー沖縄戦」DVD化に寄せて [沖縄戦ー感想]

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BY 北海道のKさんより


朝ドラ『ちむどんどん』も、あの戦争の話がどう出てくるのか気になる今週ですが。

津嘉山さん演じる嘉手苅老師の台詞にあったように、語り継ぐのも憚られる様な事が、沖縄戦では数多く起こっていました。

太田隆文監督が、和彦の様に、沖縄の方達が語ろうとしなかった真実の沖縄戦を取材し、作り上げた映画。

完成後、沖縄以外での公開も出来ず、観ることが出来ないと思いましたが、念願の全国公開(北海道は残念ながら未公開)、その後配信で観ました。

そして遂にDVDが発売になりました。

正直、楽しい映画ではありません、当たり前ですが。

ドラマ仕立てではなく、数少ない沖縄戦経験者達が、思い出したくない忌まわしい記憶を、後世に伝えるべく語ります。

私たちは、沖縄戦を知り、伝えていかなくてはいけないと思います。

今、こうしている間も、隣国では戦争を続けています。

戦争で解決出来る事なんてないのに。




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白梅の塔 [沖縄案内]

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(379)戦争はビジネス?=誘導と嘘で引き込んでしまう? [YouTube]



(379)戦争はビジネス?=誘導と嘘で引き込んでしまう?

映画「乙女たちの沖縄戦」劇場公開情報

東京写真美術館ホール8/2(火)~8/7(日) 初日舞台挨拶
横浜ジャック&ベティ8/6(土)~
名古屋シネマテーク8/13(土)~
長野千石劇場8/2(火)~8/11(木)

大阪シアターセブン8/6(土)~
京都みなみ会館8/5(金)~
沖縄桜坂劇場8/6(土)~8/12(金)
別府ブルーバード劇場8/12(金)~8/18(木)

[新月]「ドキュメンタリー沖縄戦」上映劇場

東京  
写真美術館ホール 8/2(火)~8/7(日) 初日舞台挨拶 太田隆文監督 

名古屋 
シネマテーク 8/13(土)~

京都  
みなみ会館 8/5(金)~

[新月]名古屋シネマテーク 沖縄戦シリーズ2本を上映!

「乙女たちの沖縄戦」「ドキュメンタリー沖縄戦」 が日替わり上映。

8/13(土)乙女
14(日)ドキュメンタリー
15(月)乙女
16(火)ドキュメンタリー
17(水)乙女
18(木)ドキュメンタリー
19(金)乙女

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(再)戦争反対ーと叫ぶだけでいいのか?=戦争の始まり方を知ろう!止めるためには [戦争について]



(再)戦争反対ーと叫ぶだけでいいのか?=戦争の始まり方を知ろう!止めるためには


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