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「乙女たちの沖縄戦」宣伝費なく試写はなし。でも、見てほしい! [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」宣伝費なく試写はなし。でも、見てほしい!

映画公開にはかなりな費用がかかる。一番大きいのは宣伝費。トム・クルーズのスパイ映画は60億円!しかし、僕が監督する映画は信じられない額。いえ、多くのマイナー映画は同様で宣伝なしということも多い。チラシもポスターもなし。映画館で上映してくれずホール上映のみ。だから、素晴らしい作品でも多くの人が知ることができず、関係者が見て終わり。映画館なら客が来なくてすぐに上映終了ということになる。

今回の「乙女たちの沖縄戦」はそれよりはマシだけど、チラシ、ポスターを作っただけで宣伝費なくなる。試写会をすることも出来なかった。前売り券もない。チケットを印刷する予算がなかったから。というのも今回の映画は文化庁が支援する作品で、通常なら劇映画、いや低予算のドキュメンタリー映画を作ることもできない額。

しかし、沖縄戦題材の映画に映画会社も企業も出資しない。そんな時に文化庁の基金。それで作った。わずかな製作費だが、作れただけラッキーだった。企業には「沖縄戦の悲劇を伝えねば!」という意思はない。「儲かるか?どうか?」だけ。その意味で文化庁の支援はありがたい。が、その額では映画をどうにか作るだけで精一杯(通常ならまともな作品はできない額)。当然、宣伝費まで手が回らない。だからチラシとポスターだけになった。

事前に試写会をして関係者に見てもらう。一般の人に見てもらい口コミを広げてもらうということが出来ない。だが、スタッフ&キャストは限られた製作費で頑張り、素晴らしい作品を仕上げている。戦争とはどういうものか?を伝えている。海の向こうで起こる戦争を無責任の応援。スポーツの試合のように思っている人が多いが、戦争とはどういうものか?この映画を見てもらえば伝わるはずだ。

沖縄戦。10代で戦地の野戦病院に送られた女子学徒。その中で今も健在な90代のお2人と、関係者の証言がドキュメンタリーパート。その体験談をベースに再現ドラマも制作。戦争という現実が伝わればと願う。日本各地の映画館で8月公開。東京は初日舞台挨拶。ぜひ、見て頂きたい。


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「乙女たちの沖縄戦」宣伝の日々。 [映画「乙女たちの沖縄戦」]

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「乙女たちの沖縄戦」宣伝の日々。

監督は映画が完成すると、毎回取材を受けねばならない。これは仕事の内。ギャラはでないが、マスコミ関係が映画のことを発信してくれるので大きな宣伝となる。この数日、ネット番組の出演が2本。原稿依頼が1本。明日は3本の取材を受ける。

そのことで映画の存在を知り、多くの客が来てくれる。大切な仕事。だが、映画がヒットしても監督には1円も入らない。それでも収入よりも多くの人に見てもらいたいので、取材を受ける。原稿を書く。ただ、1ヶ月も取材が続けば1ヶ月収入なし。厳しい側面もある。

いろんな人から問い合わせも来る。「**劇場では舞台挨拶しますか?」「映画は何時からですか?」それら質問は映画館に聞いて欲しい。特に今回は宣伝費が安い。東京以外の舞台挨拶は無理。横浜はできるかもしれないが「是非、お願いします」と僕に言って来れても、それは映画館が決めること。

現在の仕事が進行できずイライラも〜募る。でも、取材には全力投球で答える。おまけにYouTubeも続けている。こちらも好評。お休みできない。監督業はつらいよ。久々に感じている。


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「モガディシュ 脱出までの14日間」憤りの涙が溢れる映画! [映画&ドラマ感想]

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久しぶりに映画で号泣。ラストシーンで涙が溢れる。

だが、それは感動の涙ではなく、悔しさと憤りの涙。

これは韓国の話ではない。

まさに今、我々が直面する日本の物語である。


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