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「ドキュメンタリー沖縄戦」ー感想「教師になった時、壁いっぱいに「教え子を再び戦場に送るな」と掲げられたスローガン [沖縄戦ー感想]

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1 戦争のなかった平成が終わり、戦争の記憶が人々から徐々に遠ざかるとともに、平和であることに一種の麻痺すら覚えがちな令和の時代に、この作品が間に合ってよかったと思う。

2 戦後75年。戦争を体験した人たちの高齢化が進み、今聞いておかなければ戦争の真実を私たちが直接聞ける機会はどんどん少なくなるばかりだ。「子どもたちに伝える大切なこと」ーそれが太田監督の掲げる一貫したテーマだ。戦争の実態を、とりわけ新しい時代に生きる子どもたちに伝えるのは、今を生きる私たち大人の責務である。そのためにはどんな優れた脚本や俳優の演技よりも、体験した人々の生々しい証言に勝るものはない。学校でもほとんど教えられることのない沖縄戦の真実が、この作品を通して鮮明に浮き彫りにされる。

3 人間がもたらす最大の不条理ーそれが戦争だ。この映画の終わりで繰り返されるいくつもの「なぜ?」その切実な問いかけが刃のように突きつけられる。「なぜ愛する者たちが死ななければならなかったのか?」「なぜ私たちは互いに理解しあえなかったのか?」「なぜ、ともに生きることができなかったのか?」「なぜ‥‥」それに答えるためには、歴史から学ぶこと、そして自分の力で考えることが必要だ。

4 戦時中の教育は子どもたちから「自分で考える力」を奪い、「国のために犠牲になる」ことの大切さを植え付けてきた。軍国主義の教育は戦争する国民をつくった。

5 私が教師になった時、教職員組合の会議室の壁いっぱいに、「教え子を再び戦場に送るな」と掲げられたスローガンに胸が熱くなったのを覚えている。戦前、戦中の教育への強い反省と自戒でもある。

6 戦争がもたらす多くの「なぜ?」への答えは、まず戦争の真実を知ること以外からは得られまい。その意味で本作品は私たちへの切実な問題提起であり、静かで力強い反戦メッセージである。

長くなってしまい申し訳ありません。段落番号256でもよいと思います。使えるところを適当にカットしてつなぎ合わせてください。監督さんにお任せします。こうした機会を与えていただき、とてもうれしく思います。メールがちゃんと遅れたかどうか不安なので、確認のお返事だけでもいただければありがたいです。監督さんの魂のこもったドキュメント作品の完成を、心からうれしくまたお祝い申し上げます。


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(324)戦争を始めるには悪役が必要!=イスラム国はどうだったの? [戦争について]




(324)戦争を始めるには悪役が必要!=イスラム国はどうだったの?




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桜が満開 [2022]

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桜が満開。

寒さもどんどん緩和されて、本日は春日和。編集も終了。現在、最後の確認作業をしている。作品については近日中に発表がある。

昨年末から待ってもらっている「ある方」への連絡もせねば。12月に急に仕事依頼があり、動けなくなってしまった。ようやく、これで昨年の続きを始められる。



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