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「こいつは許せない!」とタレントを叩く人たち。アメリカの差別主義者も同じ思考だと気づかない? [社会政治]

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「こいつは許せない!」とタレントを叩く人たち。アメリカの差別主義者も同じ思考だと気づかない?

タレントの失言。寄ってたかってバッシング。「番組から降ろせ」「テレビに出るな」「許せない」「二度と番組見ない」確かにそのタレントの発言はよくなかった。が、それで迷惑した人は何人いるのか?当事者が批判するなら分かるが、関係のない人。番組を見ていない人まで批判している。聞きかじったことで「それは酷い!」とバッシングに参加。村八分と同じことをネット時代になっても、日本人は続けている。

現在、話題の本「人はなぜ、他人を許せないのか?」中野信子著。先に紹介したが、そこで指摘された「正義中毒」それが答えだと思える。「正義は我にあり!」とタレントや政治家、個人を叩くことで、脳内でドーパミンが出ていい気持ちになる。それが中毒となり、ターゲットを探しバッシングする。何ら被害を受けてもいない。関係性もないのに、法律、常識、自分の価値観、グループ内のルールからはみ出すと叩く。「我に正義あり!」

その行為は日頃の不満を特定の相手にぶつけているだけ、ストレス解消なのだ。学校のいじめと同じ。勉強、成績、校則、うるさい親、教師、そんなストレスやプレッシャーをクラスの弱い者にぶつける。背が低い、少し変わっている、オタク、髪が縮れている、何でもいい、マジョリティと違う何かを見つけ、いちゃもんをつけて批判、攻撃。それがいじめ。ネットで行われていることと同じだ。

家庭内DVも同じ構図。親たちが持つ価値観。それを子供に押し付ける。親は子供たちの価値観は尊重しない。「子供だから分かっていない。正しいルールを教えるのが親の責務」とこちらも「正義」を感じて批判、注意、叱責する。それが暴力に発展することもある。親の中では「しつけ」という認識。「正しいことをしている」という思いが暴力をも肯定してしまう。

しかし、それらの多くは狭い小さな世界のルールであり価値観。決して「正義」ではない。アメリカの黒人差別。「黒人は嫌いだ!」「アメリカから出て行け!」これも同じ。自分たち白人が優秀な民族であると言う認識。それを暴力や差別で守ろうとしている。

興味深いのはタレントを執拗にツイッターで叩く人が、アメリカの黒人差別を批判していた。「黒人差別はいけないことだけど、あのタレントは叩かれても仕方のないことをしたんだ!許してはいけない」アメリカの差別主義者はこういう。「黒人は許せない。野放しにしてはいけない」どこが違うのか? 同じだ。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」こちらの映画祭でも上映!ー 8月6日 宝田明さんが講演 [映画館公開]

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「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」

「ドキュメンタリー沖縄戦」8月6日 江東区文化センター

宝田明さんの講演も!




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「アドルフに告ぐ」⑤完結編。読み終える。これは巨人・手塚治虫からの遺言=人はなぜ、憎み合わなければならないのか? [戦争について]

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「アドルフに告ぐ」⑤完結編。読み終える。これは巨人・手塚治虫からの遺言。

後半。涙が止まらず何度もページを閉じた。なぜ、ドイツ人はユダヤ人を憎まなければならなかったのか? なぜ、日本は戦争をせねばならなかったのか? なぜ、母は死なねばならなかったのか? なぜ、友達同士が殺し合わねばならなかったのか? 

国籍、人種、肌の色、宗教、主義主張、思想、その違いで憎み合い、否定し合い、傷つけ合い、殺し合わなければならないのか?人はなぜ、すぐに線を引き、違いを探し批判し、攻撃し、憎み合うのか? 巨人・手塚治虫が問う感動の叙事詩。20代では分からないものに心打たれた。この作品にもまた「沖縄戦」がダブる。沖縄も同じなのだ.....

なぜ、日本人が同じ日本人である沖縄人を犠牲にできたのか? 33年前にこの漫画を読み終えた時と同じモーツァルトのピアノ協奏曲20番ニ短調を聴きながら「なぜ、人は憎み合うのか?」考えてみる....。

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どうすれば戦争を若い人たちに伝えられるのか?=伝わらない背景。「アドルフに告ぐ」を読みながら [戦争について]

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どうすれば戦争を若い人たちに伝えられるのか?=伝わらない背景。「アドルフに告ぐ」を読みながら

「アドルフに告ぐ」はアメリカ留学時代。1987年にLAで読んだ。リトル東京にある紀伊国屋書店で手に入れた。日本で話題になっていることも聞いていたし、当時、USCの映画科に合格したが、fleshaman(1年生)で授業も少ない。そして車がないと、どこへも行けないLAなので、部屋にいることが多く(緊急事態宣言時の東京に似た感じ)時間が物凄くあった。そこで留学しているにも関わらず、日本の長編小説。気になっていたのを片っ端から読んでいた。その一環で長編漫画である「アドルフ」も読んだ。

当時は戦争にも関心がなく、ヒトラーにも大して興味はなかった。が、あの手塚治虫が大人向けの長編を描いたというので興味を持った。とにかく、面白くてあっというまに単行本4冊を読破。後半は映画「アマデウス」のサントラ盤を聞きながら読んだ。「レクイエム」等の曲はまさに、この漫画の世界観に近いものがあり悲劇を象徴した。

それを今、33年ぶりに読み返している。当時は大学映画科の学生。今は映画監督業。そして当時は20代。今は50代という違いもあるが、本人にすれば成長した実感はない。なのに「アドルフ」を読むと前回とは比べ物にならない衝撃を受けている。細部は覚えていないが、主要な部分は記憶にある。が、何度も本を閉じて考えてしまう。

一つには「ドキュメンタリー沖縄戦」を作り、何人もの戦争体験者の方から体験談を聞いたことがあるだろう。同時に時代背景を調べ、専門家からもお話を伺った。そのことで戦時中のことがかなりリアルに想像できるようになった。20代で戦争に興味なく、知識もない若い頃とは違う視点で物語を見つめることができる。

もう一つは人間の脳。他人に対する思いやりとか共感という能力が最高潮に達するのは何と30歳だという。つまり、この本を読んだ20代ではその種の力「共感」とか「思いやり」に欠けた。いくら人が死んでも「だって戦争なんだから」で納得した。が、30代を超えて、自分が経験していないことでも「思いやる」気持ちが多少でも育ったことがあるだろう。あと、日本の歴史教育のダメさ加減。年号と事実を暗記するだけの学習にしてしまったことが全てをダメにしたことも全ての始まりでもある。

さらに、昨年だけでも同年代の友人が三人亡くなった。皆、親しくしている人たち。また、会おう!飲みに行こう。仕事しようと思っていたが、もう会うことはできない。そんな無念と、悔しさと、何ら悪いことをした訳ではない彼らが、50代で死なねばならなかったのか? 家族を残し、妻を残し、子供もいた。なのになぜ? ただ、それでも病気や事故ということで理解しようとするのだが、もし、戦争で死んだのなら?戦場に送られて死んだのなら、もっと悔しい、理不尽な思いをしたはずだ。

そんなことを考えると、物語の中で死んで行く人々、残された家族の無念さがよく分かる。原発反対デモ。最近は若い人が増えたとはいえ、年配の方がまだまだ多い。「沖縄戦」の試写会でも年齢層が高かった。若い人は当時の僕と同じように、共感する力が未熟で「戦争」の原発の何たるか?が想像できない側面があるのだろう。そんな若者にどうすれば「戦争」を伝えられるか? 感じてもらえるか? 死んで行った人たちの思いを理解してもらえるか? そんなことを「ドキュメンタリー沖縄戦」制作時には考えた。

そして完成した今、さらにヨーロッパ戦線を勉強中。その一環で「アドルフ」を読み直しているが、あの「戦争」は何だったのか? 考え続けている。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」関係の作業で午前6時起き?! [映画館公開]

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本日は6時起きで、

午前11時までに2本のインタビュー原稿の直し。

関西の新聞社にスチール写真送付。

「沖縄戦」を紹介してくれるラジオ番組用に音楽ファイル送付。

関西の団体からの電話対応。

掲載用の写真選び。

と、作業が連続している。

あれこれ公共の手続き書類作成もあるのに、手が回らない。

4日後には映画館公開@東京。

あー


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「ドキュメンタリー沖縄戦」大阪は第七藝術劇場にて、8月1日から公開。 [映画館公開]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」大阪は写真の第七藝術劇場にて、8月1日から公開。

ついに、本当に、いよいよです!大阪で2日間ー20社近いマスコミ(朝日、毎日、大阪日日新聞他、ネット番組、コミュニティFM等)から取材は受けてとんぼ返り!今夜はダウンするぜよ。東京はいよいよ今週末7月25日から新宿Ksシネマ。





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スポーツ報知「ドキュメンタリー沖縄戦」ナレーションの斎藤とも子さん。インタビュー! [映画館公開]

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スポーツ報知「ドキュメンタリー沖縄戦」

ナレーションの斎藤とも子さん。

インタビュー!



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「ドキュメンタリー沖縄戦」マスコミ取材大会。1日=10社10時間の取材! [映画館公開]

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昨日は「ドキュメンタリー沖縄戦」マスコミ取材大会。

朝から夜遅くまで、10社から取材を受けた。

1社1時間。かつてない長時間。

100人組手のようだ。

同じ話を10回するようなところもある。

取材というより戦い。

本日は8社ほど。午前中から夜まで!


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ドキュメンタリー沖縄戦。22館目。 時期未定ですが青森松竹アムゼで上映決定。 [映画館公開]

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ドキュメンタリー沖縄戦。22館目。
時期未定ですが青森松竹アムゼで上映決まりました。



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