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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想=沖縄県民に対しての差別意識に、哀しみと怒りが込み上げる! [沖縄戦ー感想]

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by 沖縄出身、在住Sさん

「こんばんは。今日(29日火曜日)、雨が降り頻る中、「ドキュメンタリー沖縄戦」を旅友3人と見てきました。3人とも沖縄移住組のナイチャー(注・少し差別的な呼称なので今はヤマトンチュが一般的です)で、ちょっと誘うのも躊躇しましたが、何の抵抗もなく一緒に行ってくれました。

2人の方は涙を流されて、話に聞くのとは大違い、見ていても苦しかった!と話されました。もう1人の方は「本土の人にこそ、見て欲しい映画だよ」怒ってました。本土の方を誘っても、沖縄戦の悲惨さ、悲しみ、悔しさは、共感、共有は無理だと思い込んでましたが、県民の痛みを思った以上に理解しようとしてました。

私は昔から変わらぬ本土の沖縄県民に対しての差別意識、捨て石、本土の防波堤感覚の不条理さに、哀しみや、怒りが込み上げてきました。旅友3人とも戦争の為の基地作りは反対だと、自分達の子や孫が、戦争に駆り出されるのは耐えられない[exclamation]?とも。

今日、沖縄戦を見たお陰で、政治の話も臆せず話せました。とても、深い1日になりました。有難うございました。「ドキュメンタリー沖縄戦」を撮って下さった太田監督に、只々感謝、頭が下がる思いです。学校での平和教育の教材として使って欲しいですね。」


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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想「日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい」 [沖縄戦ー感想]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」感想「日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい」

「太田隆文監督の新作『ドキュメンタリー 沖縄戦』を見た。これは、日本人だけではなく、世界中の方々に見て頂きたい。「集団自決」を軍から手榴弾を配られ、強制的にやらされた。こんな恐ろしい事、有りますか・・・狂気です。戦争は絶対にやってはいけない、その為にも、この映画を見るべきだ!」

(女性 Nさん)

「朝日のあたる家」太田隆文監督作品 

予告編=>https://youtu.be/rN2EBIdlkbE



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映画の題材を勉強せずに、撮影してしてしまう監督たち? [映画業界物語]

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映画の題材を勉強せずに、撮影してしてしまう監督たち?


「議員さん。選挙で落ちればタダの人」という言い方をするが、「映画監督、映画撮れなきゃ、プー太郎」と言われそうな気もする。議員なら元の仕事に戻るとか、他にも仕事ができそうだが、映画監督なんて映画作る以外に何もできない。そのくせ、いざ映画を監督する日のための準備もせねばならない。その日まで別の仕事をして待とう!ではダメだ。

大工さんなら仕事がなくて休んでいても、依頼が来ればまた大工道具を持って仕事に行けばいい。職人さんなら皆、それで大丈夫。でも、監督業は作る作品の題材を徹底して勉強せねばならない。まあ、全く戦争の取材をせずに、戦争を背景とした映画を作る監督もいるけど、そういうのって本当に許せないし、観客を感動させる作品にはならない。

だが、その題材を勉強するのは本当に大変。時間もお金もかかる。監督には依頼を受けてから1週間くらいで、ちょこちょこと題材と同じ漫画を読んで、「はい。勉強しました〜」という人もいるが、そんなで映画撮ってしまうなんてあり得ない。僕が「青い青い空」を監督する前には書道を4年勉強した。「朝日のあたる家」では原発の取材を3年した。「ドキュメンタリー沖縄戦」では戦争。これは3年したが、今も続けている。各分野ともに、何年勉強しても十分ということはない。

特に戦争は沖縄戦が題材でも、それだけではなく太平洋戦争。ヨーロッパ戦線。ナチスドイツ。大本営。戦後の日本も勉強せねば見えて来ない。関係者に話を聞き、専門家の教えを乞い、本や資料を読み漁る。監督がその分野を徹底して把握してこそ、映画として形にできるのだ。だから、「青い青い空」の後は書家の先生方の会で1時間の講演、「朝日の」後は原発についての講演会に呼ばれた。

少なくても、その分野について講演会ができるくらいの知識と情報を持たなければ、それを題材に映画を作る資格は得られないと考える。その辺を実践する監督が最近は少なく、聞きかじっただけの知識で全く取材もせずに「記者」ものを作ったり、戦争の話を避けて戦争体験者の物語を作っている若手がいる。だったら、別の題材でやれ!と言いたくなる。

ただ、そこまで調べて勉強しても、映画が中止になることがある。そこまでかかった費用も時間も全て無駄になる。多くの監督はそれを恐れて、できる限り労力を使わずに済ませようとするのだ。依頼がなくても「いつか、その題材で撮るぞ!」と思っていても、製作費が集まらず、形にならないことも多い。生活に追われて、資料を買い、取材をする経費も出ないので、依頼が来てから本格的に勉強しようと思い、年月が過ぎて行く。

それでは例え依頼が来ても、そこから勉強したのでは間に合わない。結果、不十分な知識で監督することになる。だから、僕は依頼がなくても自分が興味があれば調べる。原発についても、そもそもは映画を作るために勉強した訳ではない。

テレビがしっかりと伝えない事故の真相を知りたくて取材を始めた。結果、映画にしたが、その間の取材費等は製作費が超低予算だったので、もらっていない。「青い青い空」の書道の資料代は、製作会社が理不尽にも支払いを拒否。そんな目に遭うこともあるのも、監督たちが題材の勉強をできる限りしないで済ませる一因。

だが、それでは作品が軽くなる。力がなくなる。説得力を持たない。感動を呼びおこせない。事実と知識の積み重ねばリアリティを産み、観客の心を揺さぶる。そのために題材を勉強し、把握することこそが映画監督の仕事だと思う。ま、いろいろ大変なのだけどね。



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昨日、「ドキュメンタリー沖縄戦」最後の上映。 [沖縄戦]

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昨日、「ドキュメンタリー沖縄戦」最後の上映。

ねりま沖縄映画祭にて上映。場内は観客でいっぱい。大盛況。ラストには拍手も起こる。多くが涙ぐみならがら席を立たずにいた。ただ、この作品が他で上映される予定はもうない。今年夏のアンコール公開。昨年に続いて全国の映画館で1週間以上も上映された。そして、イオンのネット配信。そして昨日。これで全て終了。

残念ながらDVD発売、テレビ、ケーブルでの放送はない。見るとすると、イベント上映のためにレンタルするしかない。あとは製作元のお寺にお願いして見せてもらうか?まだまだ「見たい!」という声はあるが、そこが残念なところだ。そして「この作品は多くに見て欲しくない」という団体や人たちもいる。戦争の悲劇を伝えたくないということ。その目的が何なのかは、すぐにお分かりになるだろう。

だからこそ、沖縄戦だけでなく、戦争を伝えることは大切。最近作られる戦争映画は悲しみを伝えるより「日本人はいかに勇敢に戦ったか?」を描くものが増えている。それは危険。戦争を知らない世代は、兵士たちは勇敢であり、優しかったと誤解する。「日本を守った行為だったのだ」と思い込む。

しかし、そもそもは日本が始めた戦争。その目的が何であったか?を考えれば、印象操作があることが分かる。「守る」行為は戦争の終盤であり、そのために沖縄を捨て石にした。沖縄県民の犠牲の上に本土決戦の準備をしたのだ。それを描いたのが「ドキュメンタリー沖縄戦」沖縄を見捨て犠牲にして「日本を守る戦い」にはならない。

だからこそ、悲しすぎる沖縄の悲劇を描き伝えることが必要なのだ。ドキュメンタリーだけではなく、劇映画「沖縄戦」を作ることが大切なのだ。が、戦争ものは費用もかかる。戦争をしたい政治家たちが多い中で、それを支援する企業はない。原発映画と同じ構図だ。そこが悔しくてならない。

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「ドキュメンタリー沖縄戦」の映画祭上映が間近 [2021]

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選挙が終わりほっとしていたら、「ドキュメンタリー沖縄戦」の上映が間近になっていた。11月5日。映画祭での上映だが、こちらの宣伝もせねば!これが最後のチャンス。DVDや放送はない。これもYouTube番組で紹介だ!と、今朝からまた撮影。編集。結局、選挙が終わってもパソコンに向かっている。


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