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考える力が乏しい日本人=政府やマスコミに誘導される。その背景を考える [社会政治]

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考える力が乏しい日本人=政府やマスコミに誘導される。その背景を考える(2020年12月の記事)

どうも、日本人は想像力に乏しいと思えてならない。正確にいうと「想像力」というより「分析」「検証」「比較」「整合性を確認」=「考える力」だ。それに著しく欠ける。

例えば「集団的自衛権」が強行採決された時も、反対したのは一部の人たちだけ。友人の1人はいう「あれは攻撃された時に反撃するための権利ですよ」という奴がいた。だが、それは「個別的自衛権」ー国際法でどの国も持っているもの。「集団的自衛権」は条約を結ぶ別の国が攻撃されたら、一緒になって反撃するという権利。つまり、どこかの国がアメリカを攻撃したら、日本もその国に反撃、一緒に戦争するという法案なのだ。

別の友達は「だからと言って、すぐに戦争が始まるものではない。政府が戦争するといえばデモに行く」という。が、想像力に問題がある。戦争というのは年月をかけて準備し、国民を誘導し、始めるもの。太平洋戦争時も軍国教育から始め、マスコミを大本営発表の垂れ流し組織にし、「非国民」「アカ」というレッテルを使って国民を黙らせ、「戦争」することの必要性を浸透させてからスタート。その段階でデモなんてもう起こせない。もっと早い段階で反対しないと巨大な権力が推し進めてしまう。それを彼は想像できない。歴史からも学んでいない。(というか、そんなことを学校では教えない)

本当に日本人というのは、国や大企業に都合のいい。扱いやすい国民だ。戦時中も同じ。「米英鬼畜」「欲しがりません勝つまでは」と全国民が戦争を推進。その軍事教育が大きな効果を上げた。戦後は学校教育で「与えられたことを確実にする」能力だけを競わせた。与えられたことを記憶し理解するだけでいい。だから「自分で考える」のが苦手。教師の指示に従う習慣は、国や会社に従う。その指示に疑いを持たない大人に育った。だから、マスコミがいえば鵜呑みにする。信じてしまう。

つまり「日本人には想像力がない」ではなく、「日本人は想像力を育てる教育を受けていない」が正解。もともと愚かであったり、無能であるということではない。教育を受けていないだけなのだ。なぜ、その種の教育をしなかったか?というと、政府や企業が国民を誘導しやすいように、与えられたことを確実にするだけの会社ロボットにするためだ。その号令をかけ誘導するのがマスコミ。

沖縄戦でも米軍が日本語のビラを巻き、隠れている住民に投降を呼びかけた。「殺さない。水も食料もある」そう伝えても誰も信じようとせず、多くが自決した。あるいは呼びかけに答えず、手榴弾や火炎放射器で殺された。投降すれば助かったのに、自ら死を選んだ。これも当時の教育によって、「米軍は残忍。投降したら女性はレイプされる。戦車で引き凝らされる」と繰り返し教えられていたからだ。結局、政府のやる事は76年経っても同じ。日本人は戦後も変われないでいる。
(2020年12月の記事)


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