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芸術家を助ける制度が芸術家を苦しめる?=いい加減にセーや! [映画業界物語]

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芸術家を助ける制度が芸術家を苦しめる?=いい加減にセーや!

芸術支援基金というのがある。昨年の夏。申請し承認されたが、未だに振り込みがない。もう8ヶ月が経つ。芸術家のプロジェクトを応援するというもので、ありがたい!と思った。この国は文化芸術に対する理解がないと思っていたので、かなり感心したのだが、そうでもないようだ。まず、手続きが非常に面倒。僕が一番苦手とする書類作成。申告時もいつも苦労するが、そんなレベルではない。申請書に書かれてある文章の意味が分からない。日本語なのに意味不明だらけ。あれこれ調べて想像して推測して書類に書き込み。役所で申請ならまだスタッフに質問できるが、パソコン申請のみ。

かかった費用から何から全部調べてようやく申請。すると数日後に「***がない」「**の記述がない」と問題箇所を指摘してくる。直して再送付。また、問題点を指摘。その繰り返しを数週間。最後は「**の記述は赤字で書いてください」との指摘。「黒字で何の問題がある!!」と思うが、そこはお役所仕事。決められた通りにしなければということだ。それも直して、また申請。ようやく「承認しました」との通知。ムカつくこと多かったし、苦手な作業だが、これでそこそこの支援金がもらえれば助かる。今、映画の撮影はほとんどが延期か中止。無理してやっているのはテレビドラマだけだ。

ところが、数週間後に振り込まれた金額は一部。全額ではない。問い合わせると、事業が完了した時に残額を支払うとのこと。つまり、こちらが全額を建て替えて支払い。その一部を後で支払うということなのだ。それって純粋な支援ではなく、ある程度の金がある奴に後でその一部を支援してやるよ!という制度。そもそも金のない者は建て替えができないので対象とならない。これで支援と言えるのか?

計画していたプロジェクトを完結。終了の報告。するとまた「***の記述がありません」「***が抜けています」との指摘。それらを直して再申請。これでいいだろう?と思っていたが、振り込みがない。1ヶ月も経ってから「***を直してください」とまた指摘が来た!

一度、承認したのに何だ! でも、まあ、実際は何もせずに、支援金だけせしめようとする輩もいるのだろう。と我慢して修正返信。すると、その段になって「交通費の明細がありません!」とのこと。Suicaの領収書では無効というのだ。確かにSuicaは交通費以外にコンビニでも使える。それは分かる。が、それは一番最初に申請した時に言えよ!もう、1年前の交通費。いつ、どこからどこへ行ったか?なんて分からないだろ。

でも、僕は細かいことが気になる困った性格なので、スケジュール表にその日どこに行ったか?を記録している。だが、新宿と書かれていても、その後、笹塚に行く。代々木に寄るということもある。がメインの訪問場所しか書いていない。そんなこんなで、他の記録も見返して、昨年夏の交通費を調べた。が、Suicaの全額分は探しきれず、分かったところだけ書き込む。しかし、最後の最後に1年前の交通費詳細なんて、嫌がらせとしか思えない。もう、これでいいだろう?と申請したが、1週間経つが返事なし。

hpを見ると今月31日で全ての作業を終了と書かれている。後、10日ほどで審査して、残額を振り込んでくれるのか?最後になって、その額を削ったりするんじゃないの? 時間切れで「残念」とか言ってきたら殴り込みに行くぞ!そもそも芸術家相手に、この申請内容はどうなの? そういう作業ができない、はぐれ者だからアートやってんだよ。税金は税理士に相談できるけど、これは誰に聞けばいいの? 申請にかかった時間。どこかでバイトすれば同じ額がもらえたのではないか?と思ったりしている。


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