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質問に答えない理由=友人に「映画監督は無名でもfacebookをやっちゃいけない」と言われる? [2021]



「映画監督はよく女優さんなんかと飲みに行くんでしょう?いいな〜」とよく言われる。が、僕は女優だけでなく、俳優とは仕事絡みでないと飲みも食事もしない。親しくなり甘えが出てはいけないからだ。緊張感を持ち、撮影現場で妥協しないように。スタッフも同様。何もないのに「飲みに行こうよ」とは絶対に誘わない。かなり前からのルールだったが、それ以外の人たちのと線引きも数年前から考えている。

Facebookでは何度も書いたが、「質問には答えない」「反論はいらない」ということをお願いしている。以前は「友達」も少なく、質問があれば答えたりしていた。が、「友達」が増え、一つ一つの質問に答えていると、それで午後までかかり、他の仕事ができなくなった。また、俳優のプライベートを訊いているようなものも増えた。会ったこともない人にそんなことを話すわけにはいかない。また、議論を吹っかけてくる者。的外れの批判をしてくる人もいた。そのことで5年ほど前に、「答えない」「議論しない」「批判いらない」と告知。今も定期的にそのことお伝えしている。

僕にも原因があった。あれこれ質問に答えることで、先方は「仲良くなった!」と感じる。「また、質問しよう」と気楽に思ってしまう。最初はさりげない話だが、次第にプライベートなことを聞き始める。親しい友達のつもりで冗談をいう。皮肉をいう。注意されるようになり、説教になる。それが現実の友達なら分かるが、会ったこともない。顔写真もなし。名前も本名か? 年齢も分からない。経歴もなし。そんな覆面状態なのに「友達」気分になる人が多い。

対して僕は本名で写真も出している。経歴も職業も公開。だから、相手は僕をよく知っており、親しくなったと感じてしまう。自分が何も公開していない覆面状態であることに気付かない。そんな人が「お前はいつもそこでトチるんだよなあ。注意しろよ〜」とかコメントしてくる。はあ? あんた誰?「もう少し勉強した方がいいなあ。それでは立派な映画監督になれないよ」お前、何者?ということもあった。が、自分が覆面状態だと気づいていない。そして僕は質問が来れば親しげに対応した。質問に答えたことで勘違いが始まったのだ。

僕にも勘違いさせた責任がある。答えなければ誤解されなかったのだ。良かれと思い答えたことで、相手を暴走させた。友人にも言われた。「有名監督でなくても、映画監督に質問できるチャンスがあれば、映画ファンなら質問したくなるよ。facebookやってる監督なんて少ないだろう。皆、トラブルからだよ」その通りだ。だから、「答えない」というルールを作った。それから5年以上経つが多くの「友達」は理解してくれて今日がある。ただ、この問題は映画監督だからでない側面もあるはず。同じように勘違いを始める友達がいるという話を時々聞く。そしてfacebook以外の世界でまた別の問題が起こっている。長くなったので、別の機会に紹介する。


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