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戦前、戦中を知るにはドラマや映画がいい?=ドラマ「どてらい男」をamazonプライムで発見。マジか! [戦争について]

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太平洋戦争中のことが知りたくて、漫画で戦争ものをあれこれ読んでいる。が、どうしても漫画はディフォルメしたり、背景を詳しく書き込まない表現もあるので、当時の「町」がどんな風であったか?が分かりにくい。以前に映画で見たのは「悪名」シリーズ。1作目と2作目がちょうど戦争直前。そしてまさに戦中なのが、同じ勝新太郎主演の「兵隊ヤクザ」シリーズ。大陸での日本軍が舞台。今のようにカッコよくは描かれず、いかに軍隊が非人間的な組織であったか?を徹底して見せてくれる。

現在作られる戦中ものは、俳優の手足が長く、顔もシュッとしていて日本兵らしくない。が、当時の映画は実際に戦争に行った人たちが戦後、俳優になったケースもあるので、非常にリアルさを感じる。あの三船敏郎もそのパターンである。が、戦中のドラマでいいのが見つからず、何かないか?と考えていた。子供の頃は戦争や戦後を舞台にしたテレビドラマが数々会ったように思える。今でも朝ドラは戦時中が舞台になることはあるが、ゴールデンのドラマでその種のものは全く見られない。

一つには撮影場所がなくなったこと。衣装や小道具。美術が大変というのもあるし、多くの日本人は戦争は過去のこと。関係ないという思いを持つようになったからだろう。僕らが子供の頃。ドラマを見ていた親の世代は戦中を経験した世代。だから、当時の苦労を思い出しつつテレビを見ていたのだろう。そんな1本で思い出したのが「どてらい男(やつ)」

1973年から1977年まで関西テレビ制作でフジテレビ系列で放送されたドラマ。全181回。中学時代に見ていた。西郷輝彦が本格的に俳優に転身した初のドラマで、大阪立売堀を舞台にした戦前、戦中、戦後を描いた商人の物語。当時、大人となり、5年間続いた。原作は花登筐。今、思えばなるほど!という感じだ。

若い人はよく知らないと思うので、今の作品でいうと「半沢直樹」が近い。半沢直樹同様に主人公の山下猛造が、苦難にめげず、様々な努力で切り抜けて商人として成功するサクセスストーリー。その中で猛造が徴兵され戦場に行くシリーズがある。僕はその辺から再放送で見ていたが、とにかく面白くて、ハラハラドキドキ、見ていると励まされるので学校から帰ると夕方からの放送の見逃さないように、テレビの前に飛んで行ったものだ。

戦後のシリーズは本放送で全部見ているが、肝心の戦前戦中を見ていない。その辺を見れば大阪のその時代があれこれわかるはずだ。が、以前に調べたら、当時VTRは高価でNHKの「少年ドラマシリーズ」「新八犬伝」同様に放送したら消すという形で関西テレビも保存していないとのこと。悔しい。それが先日、amazonで調べると100話以上あるエピソード全てがラインナップされている?まじか?

調べたら、当時、ベータマックスで録画していた人たちがいて、それを全部集めて映像処理をしたらしい。ありがたい!実際、画像はかなり汚く、音も割れていたりするが、見れるだけで十分! 早々に第1話w見た。時代は昭和10年。大阪立売堀から始める。これが今、見てもなかなか面白い。また、昭和の風俗もよく分かる。

ただ、戦中が終わるところまででも50話ほどあり、1話330円なのでちょっと考えるが、かなり勉強になるだろう。緊急事態宣言も延長され、まだ仕事再開にならないので、頑張って見てみようか?しかし。「どてらい男」をもう一度見れる人が来るとは!長生きするのものだなあ〜。


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