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仕組まれた自由に誰も気づかず、足掻いた高校時代を回想(前編) [思い出物語]

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仕組まれた自由に誰も気づかず、足掻いた高校時代を回想(前編)

先にも書いたが、高校時代は最悪だった。将来、役に立つと思えない授業。そんなことしか教えてくれない学校に1時間もかけて通う。毎日、重い教科書を持っていくのが規則。学校に置きっぱなしにしてはいけないと言われる。なのに、1日で進むのは数ページ。そのために300pの重い教科書を6冊。さらにノート6冊に副読本をカバンにつめて週6日、通学した。「それって罰ゲーム?」みたいな。

初夏で暑くて黒い制服を着て行く。6月まではそれが規則。授業中は隠れて映画雑誌を読む。ノートに落書きをする。窓から外を見ると大阪、天王寺区のビル街が見える。そこで午後3時まで。尾崎豊の歌詞のような生活。

♫「落書きの教科書と、外ばかり見てる俺。超高層ビルの海の中、 届かない夢を見てる...」

僕は当時から捻くれ者で、我慢が嫌い、適応力がなかった。完全に日本の教育から落ちこぼれていた。だが、今、考えると無意味な授業も、重い教科書も、不必要な校則も全て「理不尽を我慢する」という訓練ではなかったのだろうか? 会社員になり、上司から無理な命令を受けても文句言わずに従う。理屈を言わない。そんな練習を高校時代から、いや、小学校からするのが日本の教育なのだろう。

♫「大人たちは心を捨てろ捨てろというが、俺は嫌なのさ
退屈な授業が俺たちの全て、ならばー。
何て、ちっぽけで、何と意味のない、何て無力な15の夜ー」

まさに、そんな感じだった....。

(つづく)


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