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Facebookで「友達」と言う呼び名が勘違い、一線を超えてしまう人たち。 [MyOpinion]

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Facebookで返事をしない理由。改めて説明=「友達」と言う呼び名が勘違い、一線を超えてしまう人たち。

いつも多くのコメント、メッセージありがとうございます! 全て読ませてもらっている。が、毎回、お伝えしているようにお返事はできない。今回はそのことを少し詳しく書かせて頂く。

Facebookをスタートして初期の頃は、全てにお返事していた。が、いろんな人が同じ質問をして来ることが多く、そのたび同じ答えをせねばならなかった。

「監督の映画はどこで上映していますか?」「何時からですか?」

「横浜でも上映しますか?」「苦労した場面はどこですか?」

と記事内ですでに書いていることを聞いて来る人も多くいた。それでも最初は「僕の映画に興味を持ってくれるのだか!」と対応していたが、次第に数が増え、返事をすると、次の質問。答えると次の質問と延々と聞いて来る人もいた。

僕の過去の作品や新作のこと。好きな映画。影響を受けた映画。そんなことを聞いてくれるのだが、それもほとんどは記事で書いている。それを繰り返しメッセンジャーで訊かれる。そのたびに答える。そのために時間が奪われる。午前中はFacebookの返事で終わるくらいに時間を取られるようになった。

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最初は好意的に解釈していていたが、次第にこれではいけないと思えてきた。でも、その頃はまだ「友達」の数も少なく、常識ある人がほとんどだった。数が増えるとこんな人も増えて来る。映画の質問ではなく、プライベートなことを訊く。

「結婚は?」「彼女は?」「年収はいくら?」「家賃は?」

ー何でそんなこと答えにゃならん!さらに

「女優の**さんは本当に性格悪いの?」「**さんって大根だよね?」

ーうるさい! あんたらにとって芸能人は酒の肴かもしれないが、こちとら仕事仲間だ。知っていても悪いことなんて言えない。また、何で会ったこともない人にそんなことを言わねばならないのか?

が、ネットの世界は恐ろしい。それで「友達」削除したら、ストーカーのようにつきまとわれたり、あれこれ悪い噂をあちこちに書き込まれたりしても敵わない。

しかし、毎日、あれこれ不満を書き込む人。メッセンジャーで長文の批判を送って来る人まで出てきた。次第にFacebookを見るのが苦痛になって来た。一度、半年ほど休止もした。で決断する。

「返事はしません」「批判、中傷のコメントは即、削除します」

と宣言した。すると、ピタリとその手のものが止まった。というのは、どう読んでも否定としか取れないコメントでも、本人にすると

「この監督、分かってないから教えてあげよう」

という親切心から書き込んでいる人もいたのだ。

「この監督は優しいから、何を訊いても答えてくれる!」

と質問を続け、ある一線を超えてしまうことに気づかない人。彼らにとって芸能人はテレビで見て、批判したり、悪口を言ったりする対象。会うこともない。おもちゃのようなもの。意識の差が大きい。それを理解できずに、友達と飲み会で話すように「あの女優。性格悪そうだよな。どうなの?」とかコメントしてしまうのだ。また、僕が無理して質問に答えることで

「この監督。いい人!」

と勘違い(いい人ではない!)さらなる質問やコメントをしてしまう。僕の側にも問題があった。答えるから相手を勘違いさせてしまう。特に1ー2度会ったことがある人は親しみを感じてくれて、いろんな頼みごとをして来る。

「東京に行くので会ってください」

「シナリオを送るので読んでください」

「曲を作ったので聴いてください」

最初はそれらも返事をしていた。「今は忙しいのでシナリオを読む時間はありません」というと「では、いつならいいですか?」と言われる。断ると、

「そんな人とは思いませんでした」「失望しました」

「最低ですね」「いい人だと思ったのに!」

と攻撃的になる。僕も昔はシナリオを持って回っていたので気持ちは分かる。何度も断られた。が、映画製作にかかっているときに、シナリオを読む余裕はない。また、Facebook関係でない方々のシナリオを頼まれて読んだことがあるが、非常に読みづらいものが多く、基本ができていないことがほとんど。

「感想を聞かせてください」「映画化してもいいですよ!」

とさらに連絡が来る。でも、「基本から勉強してください」と言うしかない。「あなたには見る目がないようですね?」と言われたり、親切で対応してもバカを見ることが多かった。

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そこで感じたのは「良かれ」と思って答えたり、「応援してくれているんだ」と思って返事したりすることで、相手が「これで俺は監督と親友だ」とか解釈してしまい、長年の友達にしか頼まないようなことまで言って来たりする。

答えることで、もっともっと!になって行く。「友達」は気づかぬ内に一線を超えて、常識を逸脱した言動や行動を取ってしまう。が、それを本人はなかなか気づかないこと分かった。実際の友人でも、僕が映画監督業を始めた頃は、話した映画会社批判をそのまま実名を使いブログに書いてしまったことがある。

俳優の名前も全部実名。でも、彼にとって芸能人は別世界の人。それがいけないことだと実感できなかった。慌てて連絡。削除してもらった。もし、彼が会社に不満があるからと、僕がその話を聞き実名でブログ書くと困るだろう

さらに友達が増えると、明らかに頭おかしい人も続々登場。明確な悪意を持って近づいて来たり、記事に対する上から目線の批判、否定、皮肉。

「もっと勉強しろ」「何も分かってないな」

そんな人も出てきた。揚げ足取りをして喜ぶ人。シェアして、そこに悪口を書く人。それが目的で申請して来る奴もいた。

いろいろ考えて、質問にも答えないし、返事もしない。と言うのが一番いいことに気づいた。日常で考えればとても失礼なことだ。が、考えてほしい。日曜の午後に突然、ピンポンを鳴らし、訪ねて来た人から、あれこれ質問されたり、頼みごとをされるのと近い。地方なら「はい!」と相手を確かめずに出るが、都会は覗き穴から見て知らない人だと無視する。都会には危険な人がいっぱいいる。Facebookの世界も同じなのだ。

それをFacebook社は「友達」と言う呼び名にした。勘違いしてしまう。「承認された。友達だ!」と実社会と同じ解釈で、あれこれ親しく訊いてしまう。それに対応し、勘違いされないように「いい人」だと思われないことが大事と考えた。それには返事をしない、答えないと言うこと。それ以来、定期的に

「返事はできません」「質問には答えられません」

と告知する。時々、素敵なコメントやメッセージを頂くこともある。でも、感謝の気持ちを伝えることで、相手が勘違いし、いろんな質問をして来られてもいけない。本人は一線を超えることに気づかない。知らない内にプライベートに踏み込んだり、一般的な芸能人批判をしてしまう。一線を超えてから返事をしなくなると「無視された。騙された」と激怒返事をしたことで悲しい結末となる。

そうならないようにするには、交流をしないとことが大事。批判や中傷コメントは削除。問題ある人は「友達」から外れてもらう。でないと、他の友達まで嫌な思いをさせることになる。悲しいが、それがFacebookの現実。その中で得られる何かを大切にしたい。


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