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まず、現代の沖縄から、そこから戦時中へ [2018]

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まず、現代の沖縄から、そこから戦時中へ

先に読んだ基地の本。とてもよかった。最初はマニアックな軍事マニア向けのものかと思ったが、沖縄戦をしっかり、分かりやすく解説してくれており、とても勉強になった。

でも、まだタイムスリップ(?)はしないで、次も現代から攻める。この本は沖縄戦の遺跡を時系列順に訪ねる形。それを旅行記としてまとめている。僕が現地で一番するべきことを、筆者がやってくれている訳だ。

訪問地でそれぞれどんな戦闘があったか? 当時の話も語ってくれる。めちゃめちゃナイス企画。僕のために書いてくれたような本だ。が、これすでに絶版のようで本屋にはなく、Amazonで中古を探して購入した。

すでに下見で行った場所の章は分かりやすい。やはり人は文字や文章。写真から学ぶより、現地に行くことが大事。俳優の卵たちにもよくいうのだが、いくら本で「演技論」を読んでもダメ。それならワークショップやレッスン。でも、本当に意味あるのは実際にカメラの前に立ち演技すること。舞台に立つことだ。

そのあとに本を読み、講師から学んだ方が成長する。これは僕自身にもいえることだと今回、痛感。最初から本を読んでも全く頭に入らなかったが、一度現地に行くと全然違う。高校の頃、よく思ったことだが、日本史をいくら教科書で学んでも実感できない。事実を記憶するだけの作業。

それなら坂本龍馬の足跡を追って京都を歩く方が勉強になる。が、当然、旅費もかかり、クラス全員が行けば大変な額。で、教科書で勉強するのだが、そんなことではなく、今の教育は紙の上に書かれたことを暗記することが「勉強!」ということになってしまった気がする。

映画監督になり、脚本家になって、役に立っているのは学校の授業で教わったことではなく、受験勉強をせずに、教科書に落書きしていたこと(コンテや絵の仕事をのちにすることなった)、映画雑誌を読んでいたこと、レコードを聴いていたこと、その歌詞を自分で訳してみたこと、FM番組を録音していたこと。録音したテープを編集したこと。8ミリカメラをまわしていたこと。そんなことが今、とても役立っている。

50代になると勉強し、新しい知識を仕入れることはあまりないが、沖縄戦を勉強することで、いろんなことを感じる。

(この記事は2年ほど前の話を書いています。すでにかなりの本も読んで勉強は進み、実際は次の次の段階に進んでいるので「この本を読んだ方がいいよ」とかの提案はご容赦くだされ)

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