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タイムスリップできない?!そうだ基地から勉強しよう? [2018]

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タイムスリップできない?!そうだ基地から勉強しよう?

一度、下見に行っただけで、その街が把握できる訳がない。何となくおぼろげに見えて来たくらいだ。LAに留学したときも、最初の1年は観光気分。その後、何年も住んで、いろいろ見えてきてロスアンゼルスという街のいい部分、悪い部分も分かった。本来なら沖縄に1年ほど住んでから仕事にかかりたいくらいだが、それは費用的に許されない。

いろいろ考えて、いきなり過去にタイムスリップして歴史を学ぶのは難しい。もちろん、学校の日本史のように暗記するだけならいいが(いや、この歳では暗記も大変)やはり、沖縄戦を理解し、把握せねば意味がない。その一つの目標、「誰かに沖縄戦を1時間以上語れるようになるか?」というのがある。

これはいつも決めていることで「朝日のあたる家」のときは原発について1時間以上話せるようになること。それが最初の目標だった。「青い青い空」のときは書道について1時間語れること。おかげで映画完成後、講演会でそれぞれについて1時間以上話をさせて頂いた。専門家までは行かないが、友人に「へーーそうなんだ。知らなかったなあ〜」といわせるくらいにならないと勉強したとはいえない。

先輩で「マルサの女」の伊丹組に参加した人がいるが、税理士になれるくらいに勉強したという。だが、低予算作品の場合は、もちろん制作費が少ないということもあるが、題材をろくに勉強も取材もせずに作ることがある。シナリオでも、製作会社が取材費をケチる(いや、出さない)ので脚本家はその題材を取材せず、ネットで適当に調べて、詳細な情報がなくても成立するストーリーを作りがち。

これは両方悪い。取材費を出さない会社。取材をしない脚本家。そんなふうにはならないように、僕は徹底取材を大切にしているのだが、どうすれば沖縄を把握できるのか? 下見に行ったことで、多少は沖縄という街を感じることができたが、訪れたのは那覇と周辺。有名な祈念館や施設には行ったが、それは観光コースでも行くところ。

考えた。現代の沖縄もよく知らないのに、いきなり過去の沖縄に行こうとするから難しい。それはタイムスリップと同じ?!明日橋を渡れないなら、現代からアプローチしよう。そこで沖縄の基地を紹介する本を読むことにした。基地だけでなく、沖縄戦のことも書かれている。というか、基地は沖縄戦なしに語れないのだ。

この本がなかなかいい。そんな訳で基地から沖縄を見つめることにした。(つづく)

(この記事は2年ほど前の話を書いたものです。多くの沖縄関係の本をすでに読み終わり、次の次の段階を進めています)


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