監督業はつらいよーでも、そのことで、より良い映画ができる!−2月29日 [「沖縄狂想曲」]
今月は「沖縄狂想曲」舞台挨拶ツアー。東京から沖縄まで。大都市を中心に、初日トークを行った。が、映画業界の慣習により、ギャラは出ない。交通費、宿泊費、食費のみ。1ヶ月飛び回っても人件費は含まれない。
また、映画収入から歩合ももらえない。そのために本来、監督料は他のスタッフより高めに設定される。宣伝時の人件費が含まれているから。だが、僕は監督料を他のスタッフより、安く設定している。脚本、プロデュース、撮影、編集も兼ねるが、それらのギャラはもらわない。
それらを全て製作費に戻すことで、より長い期間撮影。何度も取材に行ける。より良い作品作りができる。その代わりに貯金も出来ず、無給で働く期間も増える。だが、どうにか食えればいい。大切なのはより良い作品を作ることなのだ。
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