会社員を続けるのは=心を捨てて部品になること? 12月5日 [「沖縄狂想曲」]
ある種の友人たちからの見舞いコメント。非常に傷付けられることが何度もあったーと以前に書いた。同世代は60代。世間で言われる「無神経なオヤジ」の世代。何度か記事にしたが、会社員を長年続けると、多くが無神経な「おっさん」になる。
いや、あれこれ気が周り、感じる力が強いと、会社員は続けられない。だから、家庭で妻や子供に嫌われる。相手の気持ちを考えずに、無神経な発言をするからだ。相手が傷つくことを平気で言ってしまう。
だが、無神経にならないと、会社員は続けられない。客の都合を考えずに商品を売る。繊細でいたら無神経な上司の言葉に、いつも激怒することになる。敏感では多くの場合、会社員を続けると壊れてしまう。
しかし、そんな親父たちが会社の部品になり、自分を殺して給料をもらい。家庭を支えた。家族を養い。子供たちを育てた。その結果、家族に嫌われ、疎まれる。何とも悲しい話だ。
高校時代の友人。感受性が鋭く、時代の流れをいち早く察知する奴がいた。が、近年は時代に取り残されたズレたオヤジでしかない。年齢もあるが、鋭い感性を殺し、会社の部品になる選択をしたのだ。そうなるのが当然。あれこれ考えてしまう。
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