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ある小説家さんの言葉ー本当にその通りだ。−12月2日 [闘病日記]

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10代からお世話になっている、小説家の方がいる。先日、ネット上でコメントをくれた。

「作品に救われるということが、稀にある。今の太田君はまさに、それだろう」

作品は作家が書くもの。その作品に作家が救われる?奇異に感じる人もいるだろう。でも、まさに今の僕はそれだ。と痛感した。作家さんでなければ気づかない視点。

来年公開の映画「沖縄狂想曲」その宣伝活動が始まっている。この作品の完成間際に脳梗塞。そこから長い闘病生活が始まった。その作品に救われるとはどういうことか?

もし、この作品がないとしたら。前作の映画公開終了後に倒れていたら? そこで病気ならどうか? 「僕の監督使命は終えたのかもしれない?」と思ったかもしれない。ボロボロの体で、またゼロから映画を作る元気はない。

この先、どうすればいいのか?と悲嘆にくれたはずだ。が、今は完成した作品があり、映画館公開が迫っている。「早く元気になって、宣伝しなければ!」と思える。映画があるから復活しようと考える。

つまり、病気でボロボロになった父親。幼い娘がいれば「元気になって、この子を育てなければ!」と感じる。が、子供が巣立って行った後だと「もう、俺の役割を終えた。いつ死んでもいい」と思ってしまうのだ。

作家さんのコメント。まさに、それなのだ。作品に作家が救われる。もし、今回の作品がなければ、僕は希望を持てず、未来を不安に思い、病状はもっと悪化していたかもしれない。まさに、作品に救われたのだ。と感じる。












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