病人を励まそうとして、傷つけてしまう=「お大事に」は大切?−11月25日 [闘病日記]
今朝のX(元ツイッター)で、こんなコメントを見つけた。複雑な思いだ。
「監督。昔の通り元気になろうとして、焦らないで、じっくり療養してくださいね!」
この文章だけ読めば、何ら問題はないと思える。心ある応援メッセージだ。が、このコメントが伝えるように「昔の通りの元気」に、僕は2度とならない。両目半分を失明、脳の一部が死に、心臓も以前と同じ機能には戻らない。
これから厳しい生活が待っている。もちろん、投稿者はそんな事情を知らない。だが「昔の通りの元気」と言われると暗い気持ちになる。なぜ彼は、以前の健康が取り戻せると思ったのか?
もちろん、多くの病気は完治して、依然通りの健康を取り戻すことが多い。が、そうでないこともある。そんな意味でも、病人にはあれこれ具体的なことを言うべきではない。「お大事に」とだけ告げる意味がここにある。悪気がなくても、相手を気づつけてしまう。そんな現実を身を持って学んだ。
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