年配男性=自身が気づかない社会的な危機。−10月26日 [闘病日記]
病人への見舞いの言葉。相手を踏みつけるようなこと、言う人がいる。調べてみると、ほとんどが50代以上の男性。思い当すことがある。熟年離婚。一時期よく聞いた。
若い内は「好きだ。愛しているー」で盛り上がるが、結婚し子供も独立。残された夫婦。夫が無神経な発言をし、妻に嫌われる話をよく聞く。背景を聞くと、妻の立場に立てない夫の言葉。背景にあるようだ。
考えてみると、男性の交友関係は意外に狭い。妻。会社。学生時代の友達。仕事で子供と過ごす時間は少ない。対して女性は、子供達。子供の親。学校の先生。ご近所さん。PTA、教師。お稽古事の仲間。そして夫。夫の親。いろんな人と交流がある。
圧倒的に妻の方が、交流範囲が広い。コミニュケーション能力も育つ。対して夫。会社は未だに男社会が多い。ズレたことを言っても許される。そんな環境で60歳まで。定年後は大変。会社に行かないと、いる場所がない。近所との交流もない。飲みに行く友達もいない。
会社という狭い社会に長い間いたので、他の世界の価値観やルールが分からない。会社以外のコミニュケーション能力が育ってない。病人への対し方も分からない。励ますつもりで、踏みつけるようなことを言ってしまう。そんな不器用な大人になってしまう。
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