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沖縄のマスコミで「沖縄戦」取材したいというのは1社だけ?=そこから見える戦争を知らない沖縄の若い人たち。 [沖縄上映会への道]

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なぜ、沖縄のマスコミで「ドキュメンタリー沖縄戦」取材したいというのは1社だけ
=そこから見える戦争を知らない沖縄の若い人たち。

宣伝会社に連絡するとこう言われた。

「沖縄の各マスコミ、30社以上に連絡したんですが、電話に出た人に沖縄戦といってもピンと来ないようで、あれこれ説明したんですけど、Pが外出中なので帰ったら伝えます。と言うだけ、

数時間後に電話しても、まだ帰りません。そんな返答ばかりで、その後、返事なし。沖縄戦に興味ある担当者に直接連絡して話さないと、門前払いで終わり。まるで沖縄戦に関心を示さないんですよ...」

と言う報告。沖縄のマスコミがまさかこんな反応と思えず、落胆している。ここから分かることは沖縄でも多くが沖縄戦に関して関心を持っていない。若い世代は沖縄戦を知らないと言うことなのだろう。

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辺野古の抗議行動を見てもお年寄りが多い。若い人がほとんどいない。マスコミでも沖縄戦に力を入れるのは50代以上で、若い人は無関心というのが現状なのだろう。取材の時に知り合った若い女性がこう言っていたのを思い出す。

「辺野古でデモするおばあちゃんたち。本当にやめて欲しい。恥ずかしい。あんなことをしているから、いつまでも沖縄は馬鹿にされるんだよ〜」

その女性に辺野古の経緯。そもそもの沖縄戦のことを質問したが、何も知らなかった。沖縄では沖縄戦のことを詳しく学校で教わるのかと思っていたが、そうではないところも多いようだ。

おじいちゃんが戦争の話をすると孫は「またかよ〜」と嫌がるという話も聞く。こうして沖縄戦が伝えられず、関心を失い、それを伝えるべきマスコミで働く人まで同じようになっている現実があるのだろう。


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県外の団体が3年もかけて取材した「ドキュメンタリー沖縄戦」それを那覇の大きなホールで、無料上映しようとしている。にも関わらずマスコミが関心を示さないのは何だろう。記事にする、放送する、でなくても、

「どんな作品なのか?」「多くの人に伝えるべき内容なのか?」

という興味を持つのがマスコミの仕事のはず。そんな興味を持ち取材したいと言ったはたった1社だけ。これがマスコミと思うとため息が出るが、彼らでさえそんな状態なのであれば、外部の僕らが沖縄戦を伝えることに大きな意味があるはず。何とか上映会があること。沖縄の多くの人に伝えたい。

「朝日のあたる家」の太田隆文監督作品
予告編=> https://youtu.be/81I-BLROlxY

12月9日(月)〜10日(火) 沖縄、那覇市、
パレットくもじ(県庁前)市民劇場
9日 ①午後3時〜 ②6時30分〜
10日 午前9時40分〜 入場無料


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