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何度か書いたが、自宅入院状態がまだ続いている。 [2019]

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何度か書いたが、自宅入院状態がまだ続いている。

毎度のことだが医者から「休まないと過労死するよ。過労を舐めてはいけないよ」と言われた。なのに少し休んだだけで、また走り回ったので再びダウン。外出は1日1回。近所のスーパーに買い物に行くだけ。そのスーパーも潰れてしまい、食料調達をどうしようか?という日々を送っている。

少しずつリハビリ。先日は調子がよく駅まで行くことができた。が、翌日はまたダウン。自宅入院生活を再開。50代になると簡単に元気にはならない。いや、40代でも同じ。4年がかかりで映画を完成させた時は半年間寝込んだ。年齢の問題だけではない。今回は3年で2本の映画を作った。理解されずらいが映画作りは命を削る作業。黒澤明も撮影が終わると毎回入院したという。でも、それは一般の人には理解されずらく、友人から「お前の場合はうつ病じゃないか?」「怠けているだけだ」などと言われた。

この数年。ブラック企業の躍進(?)で過労死や自殺がクローズアップされ、働き過ぎがどれだけ命や精神を追い詰めるか?が伝わったことで、理解が深まった。「本当はサボっているだけだろ?」という人はいなくなり「ちゃんと休まないとダメですよ」と言われるようになった。でも、この数年。毎年のように同級生が亡くなる。理由は様々だが、僕もそんな歳になったということだろう。

毎回、映画を撮る時は「今回は遺作」と思ってやる。無事完成。公開されれば死んでもいいと考えている。というのも次を考えないことで全力投球。素晴らしい作品を作るため。絶対妥協しない。横槍や圧力は許さない。7人分の仕事をする。そして毎回、医者からも「休まないと、明日死んでもおかしくないよ」と言われる。だから、生き残ったならば、神様が「もう1本撮れ」と言っているのだと思える。今回も生き残りそうだ。その一方で死んで行く友人たち。先輩たち。

来年は僕の番かもしれない。過労で寝込むと精神的にも弱くなるのか? そんなことを考える。もう、このまま良くならないのではないか?と思うこともある。だが、逝ってしまった友人たちの分もしっかりと生きなければならない。彼らのことをベッドで想いながら、静養を続ける。



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