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先にアップした「自宅入院生活が続く」との記事。なぜか?「生きてください!」との励ましコメントが? 誤解があるので説明。 [2019]

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先にアップした「自宅入院生活が続く」との記事。なぜか?「生きてください!」との励ましコメントが? 誤解があるので説明。

「僕は毎回、遺作だと思ってかかる。映画が完成したら死んでいいと思ってかかる」

と先の記事で書いた。が、完成したら自殺するとか、死にます!という意味ではない。過労死しても悔いはないという決意だ。そして今はダウン。自宅入院状態で近所のスーパーに行くのが精一杯の体力だが、危篤とかいう状態ではない。静養中である。

死んでもいい覚悟で作品を作るのはどの分野でもアテーティストなら当然。ブラック企業で長時間、安月給で働かされて過労死は嫌だが、観客に「感動」や「希望」を与える素晴らしい作品が出来たなら死んでもいい。過労死しても満足という意味だ。

だから「早く元気になってください」「ゆっくり養生してください」というコメントは分かるが、なぜか「生きてください!」とか「死んではいけません」というコメントも来た。「私は死にません〜」と言って笑ってもらうべきなのか? 伝えるのは難しい。

ただ、心配してくれることは感謝。ありがたい。日頃は健康状態とか心配されるのが嫌なので、以前も3年ほど片目が見えないことを隠していた(その後、手術して回復)が、ここ何ヶ月も多くの友人、仕事仲間に連絡できないでいる。心配する人も出てきたので、近況をお知らせした。

また、映画業界を目指す人たちには監督業がいかに過酷なもので、可愛い女優さんと楽しく仕事するというものではないということ。伝えるのも悪くないだろうという思い。中には「心配させることを書くべきではない」と言ってくる友人もいるが「連絡がないから心配している」という人もいる。どちらにしても文句がくる。

あと数週間も自宅で入院を続け、無理をしなければ通常の生活には戻れると思うので、ご心配なく。



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早田快人

私は一役者でしかありませんが、舞台終演後、数か月疲れが抜けないことは幾たびもあったので、映画という総合芸術で、すべてに関わり指揮する仕事がどれだけ大変であるかは想像に余りあります。創造に関わる仕事はすべからく真剣に取り組めば「命を削る作業」となりますね。創造力、体力、精神力、さらには人間関係の駆け引き、と当時に、コミュニケーション能力・・・知的作業と肉体労働の両方の極み!であろうかと。

ただ、エネルギーというのは、使えば使う程減っていくよりも、増幅していく性質もあるのかな、と思うこともあります。
ひょっとすると、製作終了後は著しく疲弊しても、実は長い目で見れば、それで生きるエネルギーをキープしているのかもしれません。

ラジオである演出家が、舞台について「見る天国、やる地獄」と、言ってたという話を聞きました。映画も同じことでしょうね。
私は声優になりたい!というアニメファンの若者に、見て楽しむのと、演じる側になる大変さの違いは「プロレスと同じだぞ!」と言って脅かしてます(笑)。
by 早田快人 (2019-08-05 03:16) 

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