「クレヨンしんちゃ」映画版は感動の名作がザクザク!? [映画&ドラマ感想]
「クレヨンしんちゃ」映画版は感動の名作がザクザク!?
amazonで「クレヨンしんちゃ」映画版が大量に再配信となった。少し前は見られなかったのでラッキー。この映画版シリーズは非常に完成度が高く、最近はできる限り映画館で見るようにしている。この数年では「キラーサボテン」編が名作。子供向けアニメなのに原発問題を描いていた。
そして多くの人が知る名作中の名作「モーレツ!大人帝国の逆襲」は子供を連れて映画館に行ったお父さんが号泣する作品。これは本当に凄い。だが、僕が「クレヨンしんちゃん」映画版のスゴサに気づいたのはそのあとなので、初期の作品は見ていない。そこでamazonプライム! ガンガン見ていこう!
でも、毎日、見るともったいないから、少しづつ見ていく。まず、「爆発!温泉わくわく大決戦」編を見た、丹波哲郎さんがまでご存命(僕の脚本作品にも出て頂きました)だった頃の作品で、ご本人が本人役で登場する。いや、声を担当する。このエピソードも傑作。エンディングをあの歌で締めくくるとは!それも出演者が順に歌うとは!拍手。
昨夜は「嵐を呼ぶオラと宇宙のプリンセス」編。宇宙で成り立つか?と思えたが、こちらも傑作。何度か泣きそうになる。見ていて気づいたが、「しんちゃん」映画の基本は大きな危機が襲い、何の力もない平凡な野原一家が力を合わせて切り抜けるという展開。考えてみると「明日にかける橋」と同じなのだ。
こちらの主人公みゆき(鈴木杏)は弟ケンタを救うため。「しんちゃん」は妹ひまわりを助けるために、どちらも家族が総出で頑張る話だ。どちらもそこで観客は涙するのだと思える。今回の物語でも、お父さんが娘ひまわり(今は赤ちゃん)がやがて大人になり、彼氏を連れてきて、結婚すると伝えるシーンを思う場面が出てくる。
あの「大人帝国」の回想がダブるシーンで、これも泣ける。娘を持つ世のお父さんが見れば号泣ものの名場面。どんなスタッフがこの映画を作っているのだろう。本当に見事だ。さて、3本目は何を見るか?でも、もったいないから、ゆっくりと見て行こう。
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