ドキュメンタリーも音楽はオリジナルを制作する? [編集作業]
ドキュメンタリーも音楽はオリジナルを制作する?
音楽家さんはすでに作業を開始してくれている。素材を見てもらい、どの場面に音楽を入れるか?そして、どんな音楽を作ってもらうか?はすでに打ち合わせ済み。沖縄戦を描く上で必要な音楽とはどんなか?あれこれ考えて、戦争映画等のサントラ版を何枚も聴いた。
ドキュメンタリーなので、あまりドラマティックに音楽で盛り上げるのはいけない。しかし、音楽も現実を伝えるための表現手段の1つ。その辺を熟考して曲調を決めた。どんな風に仕上がるか?楽しみだ。
ドキュメンタリーとはいえ、既成の曲を無断で使うわけにはいかない。著作権というものがある。だから、曲はもちろんオリジナル。音楽家さんが演奏して録音してくれる。劇映画と同じだ。
沖縄で取材中にある方が忙しくてインタビューを受けてもらえなかったことがある。で、こう言われた。
「先日、NHKでもインタビューを受けたので、それを借りて使ってください〜」
でも、そうはいかない。NHKが取材した時点でNHKがその映像の著作権を持つ。ご本人が承諾しても、それを借りるためには許諾を取り使用料を払わなければならない。映像はいろいろ大変なのだ。
音楽も同じ。一つ一つの曲に著作権がある。勝手に使うことはできない。最近は個人で撮った動画をYouTubeに上げても、既成の曲を使うとブロックされてしまう。「せこいこと言うなよ〜」と思う人もいるだろうが、著作権は大事。無断で使うのは泥棒と同じだ。
最近はだいぶん理解が深まったが、まだまだ一般では無頓着、悪意がないのに違法行為をしてしまう人がいる。映像も、写真も、音楽も、文章も、絵も、デザインも、描いた人、作った人の権利が著作権法で守られており、無断で使うことはできない。この話はまた別の機会に詳しく書く。
とにかく音楽も制作中。編集もいよいよ追い込みだ。
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