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沖縄戦ドキュメンタリー。編集は追い込み段階。戦争を体感してもらえる作品になりそう! [編集作業]

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沖縄戦ドキュメンタリー。編集は追い込み段階。戦争を体感してもらえる作品になりそう!

もちろん、編集が済んでも次なる作業があるので完成ではない。業界外の人には気をつけて伝えないと「撮影終了!」と言うと「おめでとうございます。完成ですね!と言われるし「粗編を見せます」と言うと「完成まであと1歩ですね!」と思われる。

ラッシュを見せた一般企業の人が、困り顔で「これを映画館で上映するんですか?」と聞かれたこともある。ラッシュというのは撮った素材そのまま、何も手を加えていない状態。どんな風に写っているか?確認するもの。なぜ、それを映画館で上映すると思ってしまったのだろう。

でも、それほど映画業界のことは知られておらず、理解されずらく、誤解されやすい。おまけに映像制作に携わろうとする、業界外の人たちは勉強しようとしないので誤解が広がる。アメリカで仕事をするのなら、アメリカ人の発想を知ろうとするだろうに、日本のやり方をゴリ押しはしない。なのに映像業に対しては、それをしてしまう人が多い。

前置きが長すぎた。とにかく編集作業を進めている。かなり短くした。と言ってもまだ長い。昨日は、「このエピソードはあった方がいいけど、カットしても他には影響しない」というのを見つけた。それで3分ほど短くなる。カットも難しい。そこがなくなると他に影響するものは切れない。と言って、もともと無駄なエピソードはない。全て歴史の1pを伝える証言であり、説明。

でも、3時間の超大作はどんなに沖縄戦に興味があっても見辛い。これが劇映画なら話は別だが、3時間のドキュメンタリーと聞いただけで見る気を失う人が多いはずだ。と言って当初、考えていた70分というのも無理。ま、それは嬉しい一面もある。70分でまとまるということはかなり取材がうまく行かず、内容あるものがなかったということだ。3時間を超えるのは、それだけ濃い内容の取材ができということだ。

それだけに切るのは辛い。その上、まだ入れていないエピソードと短い証言がある。それで3分は長くなる。一目見てキレるシーンはほとんど切った。あとは、少し客観的に見て「これはなくても分かるな」という部分を探すこと。でも、何ヶ月も素材と格闘していると、それが分からなくなる。そんな時は1ヶ月ほど、編集をお休みして見つめると、簡単に見つかる。でも、そんなに休めないので、せめて1日。休んで客観性を取り戻すことだ。

何れにしても、あとは長さの問題だけ。中身を非常に濃く。これを見れば沖縄戦の全貌が分かる。もちろん全てを網羅はできない。あまりにもいろんなことがあるからだ。それでも2時間ほどの作品で、いろんなことが伝わるようになっている。大事なことは歴史を伝えるだけではなく、悲しみや苦しみを感じてもらうこと。沖縄戦を体感してもらうことだ。



沖縄戦ビジュアル(宣伝用.jpg
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