沖縄戦ドキュメンタリー編集報告 作品最大のテーマ。見えてきた。 [編集作業]
沖縄戦ドキュメンタリー編集報告 作品最大のテーマ。見えてきた。
昨日は打ち合わせのために作業できず、それでも夜、編集室に戻り、タイムラインを確認した。
先日、「チ」編を作業。続けて「シムク」編の予定だったが、「チ」編がとてもいい。作業しながら涙が溢れた。証言をしてくれた方の熱い想いが心に刺さる。その中で出てくる言葉が印象的なので、その解説パートを後に持って来ようか?と考えている。予定ではさらに後ろにそのパートがある。それを前に持って来て「シ」編との間に入れる。
そうなると「チ」編の前にそちらを編集せねばならない。となると、そこに入る証言映像を準備。これまでの体験者の証言ではなく、専門家の解説映像がある。最後の最後に入れようと思っていたので、まだ取り込んでいない。なので、元データを変換。素材用のHDDに移す。
それが意外に面倒。まず、データをファイナカット7で変換。Xでの変換法がまだ分からない。10時間近くあるので、時間がかかる。「セットして今日は寝よう!」と翌朝見ると、うまく行っていない。なので、今朝からまたやり直し。今もまだ変換作業が続いている。
それができれば専門家のインタビューに入る。沖縄戦を研究している方。つまり学者さんにいろんな質問をして、解説してもらっている。その時に、先の「印象的な言葉」についての質問もさせてもらった。それこそが僕が沖縄戦で最も興味を持った部分。そして、それこそが沖縄を悲劇に突き落とした最大の理由だと考える。
そこを追求することが今回の作品の大きなテーマだ。もちろん、これまでに作られたドキュメンタリーでも、その分は描いている。が、どれを見ても明確なものが感じられず、教科書を読んだように事実としての認識はできるが、心に刺さらない、感情に反応しないことが多かった。目に見えないものを伝える難しさなのか? 詳しく描きたくないのか? 伝わる作品はほぼない。
沖縄戦史の専門家とは別に、戦争の専門家にもいろいろ教えて頂き、日々、ご意見を頂いている。本当に素敵な方が身近にいてくれたこと痛感。その方についてはまた機会を別にしてご紹介したい。まずは、いろいろ教えて頂く。
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