SSブログ
戦争について ブログトップ
前の20件 | 次の20件

「戦争反対」は大切。でも、戦争を正当化する言葉にもなりうる? [戦争について]

274925217_7081813658559544_2792220995143160139_n.jpg

「戦争反対」は大切。でも、戦争を正当化する言葉にもなりうる?

Twitterを見ていると、日頃いいこと言ってる文化人やTwitter有名人たちが、「ロシア許せない!」「可哀想なウクライナ」と発信。しかし、注意せねばならないことがある。歴史を振り返れば同じ構図で「怒り」と「同情」を煽り、多くの戦争が始まった。

イラク戦争は「フセインは許せない!」と世界のマスコミが批判した。「大量破壊兵器を所持している!」とアメリカが攻撃。戦争を始めた。が、結局、見つけることができなかった。要は事実ではないことを理由にイラクに戦争をふっかけたのだ。その後、イラクには多くのアメリカ企業が参入。莫大な利益をあげた。それが目的だったのだろう。

太平洋戦争もアメリカらが日本を挑発。追い詰めて戦争に導いた。そしてパールハーバー。あの戦争とも似ている。それを日本が悪い。アメリカが悪いと簡単に決められない。イラクと同様。あの時はアメリカが日本を欲しかった。その理由を作るために日本を挑発。もちろん日本も中国が欲しかったのだ。だから日中戦争を続けた。

そんな風に戦争は一概に、どちらが悪でどちらが正義とは言えない。なのに、いつも悪役を仕立て上げて「許せない!」と叫ぶ。そして「戦争を止める」と言う名目で戦争を始める。

侵攻したと言われるロシアも問題だが、ウクライナも異常だ。成人男性が国外に出るのを禁止。希望者には民間人にも武器を配ると大統領はいう。国民を巻き込んだ戦争をしようとしている。さらには海外から義勇兵を募集。過去にはロシア系ウクライナ人15000人を虐殺したという情報。だが、そのことは報道されない。

現在の報道もロシア憎し、ウクライナ可哀想のオンパレード。そしてTwitterではまさにその通りの意見が溢れる。日頃、鋭い人たちまで同じ言葉繰り返す。「戦争反対」はロシアだけでなくウクライナにも発信すべきこと。だが、「戦争を止めるため」と義勇兵に参加するという日本人が70人。それは「守る」と言う名目でも「ロシア兵を殺す」と言う行為。戦争への参加だ。

イラク戦争と同じ構図。戦争はいけないが、悪のフセインを倒すためなら軍事力を使っても構わないと言う発想。それも戦争であることを忘れている。そんな戦争が始める前には、必ず許されざる悪役が作られ、可哀想な被害者が登場する。世界は戦争と気づかず、平和のための戦い。戦争を止めるための行為として、戦争を認め賛同してしまう。今回も同じ構図ではないか?

巻き込まれずに、冷静に見つめよう。両国の背景。両国の歴史。両国の意見を確認しよう。「戦争反対」と言う言葉は大切だが、戦争に誘導する言葉にもなりゆるのだから。


1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

動画(284)ベトナム戦争はなぜ始まったのか?=今回のウクライナ騒動との共通点? [戦争について]




(284)ベトナム戦争はなぜ始まったのか?=今回のウクライナ騒動との共通点?



1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

動画(285)湾岸戦争=その背景にビックリ!広告代理店が演出? [戦争について]



(285)湾岸戦争=その背景にビックリ!広告代理店が演出?


1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

思い出したのはエンテベ奇襲、ビンラディン殺害事件? [戦争について]

72111861_3087781471296136_3321650539048992768_n.jpg


思い出したのはエンテベ奇襲、ビンラディン殺害事件?

あれこれ情報を探っていて思い出したこと。1976年6月26日。エールフランス139便をハイジャックしたグループ。イスラエル人とユダヤ人のみが人質となる。それをウガンダのエンテベ空港でイスラエルの軍隊が奇襲。ハイジャック・グループを排除。人質を救った事件があった。

さらに、2011年5月2日。911事件の首謀者とされているオサマ・ビンラディンはパキスタンに潜伏しているのを発見され、アメリカの特殊部隊によって殺害された事件があった。

この2つの事件。かなり特異であり、正攻法ではない。しかし、前者は称賛され、後者は治外法権での行動でもあるのに、多くの批判は起きず。決着している。それぞれが国による報復活動であり、正当化はし辛いが、同胞を救う。あるいは仇を打つという行動である。

今回のウクライナ進行も似たような行動ではないか?ウクライナ在住のロシア系市民がすでに15000人以上も虐殺されている。それを止めるためにプーチンが動いたらとしたらどうだろう? 攻撃されたのは軍事施設のみ。占領の意図はないこと(侵略ではないという意味)はすでに大統領が発表している。

先の2つと同じ軍事行動だったのではないか?とも考えられる。対して、虐殺を行ったウクライナ側。及び、その背後にいる勢力はそれを否定するために自国の恥を隠すために「ロシアによる戦争行為」と批判したとしたら? 背後の勢力は多くのマスコミに影響力があるので、世界にそう報道した。「ロシアによる侵略行為だ」と拡散した。そのために背景の分からぬ人たちが「戦争反対!」と叫び出す。が、本当に戦争なのか?

アメリカ軍がビンラディンを殺害の時は治外法権であり、他国での軍事活動なのに、ほとんどの国が批判すらしていない。それを「戦争行為だ!」と叫ぶ人もいなかった。そもそも911の主犯が彼であるという証拠はない。トレードセンタービル崩壊も怪しい話がたくさんある。それを追求するマスコミはほとんどなく、アメリカが他国でビンラディン殺害しても、すでに忘れ去る。

なのに、ロシアが同じようなことをやると「戦争だ!」「侵略だ!」とマスコミが批判。そういえば、太平洋戦争時も真珠湾奇襲した日本を「卑劣だ」「不意打ちだ」「リメンバーパールハーバー」と大宣伝!戦争に否定的だったアメリカ国民を煽り、日本に対して戦争を始めたのもアメリカ。

そのアメリカはいつも批判されないのに、ロシアは批判される。さらにウクライナの大手エネルギー企業の重役、バイデン大統領の息子ハンターが勤めている。あれこれ見えてくるねえ。今回の真相も、その辺にありそうだ。実は戦争でなく、先の2つと同じ軍事行動。それを敵対勢力が「戦争だ!」と世界を煽り、プーを悪役に反撃、利益を守ろうしているのでは? そんな推理もできそうだ。


1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

マスコミを疑え! でないと虚構の世界に誘導される? [戦争について]

123098345_4580525448688390_6854264691012804926_n-d097c.jpg

マスコミを疑え! でないと虚構の世界に誘導される?

イラク戦争時。日本のマスコミはアメリカを批判しなかった。イラクからアメリカが攻撃されている訳でもないのに、戦争を仕掛けた。アメリカに正義はない。言われていた大量破壊兵器も見つかっていない。その後、イラクには多くのアメリカ企業が参入。結局、侵略戦争であったことが分かるが、マスコミは未だにそれには触れない。

今、ロシアがウクライナに攻撃。日本のマスコミは総力を上げて批判。アメリカは批判しなかったのにロシアは批判? ブッシュは批判しなかったのにプーは極悪人のレッテル?「いかなることがあっても戦争は反対です」とNHKキャスターはコメント。それイラク戦争で、なぜ言わなかったの?

この2年。マスコミはコロナの恐怖を大々的にアピール。ワクチンをどんどん勧めた。でも、集団的自衛権の採決前に危険性を伝えるマスコミはわずかだった。沖縄の基地問題もあまり伝えず、一昨年はあの選挙不正問題を伝えていない。オウム事件の時は信者を徹底批判したが、宗教法人の許可を出した石原慎太郎のこと。彼の息子が教団幹部だったことに触れなかった。

マスコミはいつも分かりやすい悪役を作り。その裏にいる権力者には触れない。哀れな市民に同情する振りをして、差し障りのない正義を振り回す。視聴者はニュースを鵜呑み。この間まで安倍批判をしていた人たちまでが「そうだ!酷い!許せない!」と憤る。何が起こっているか?いろんな方向から見つめないと、誘導され、現実が見えなくなる。マスコミを疑え。批判を始めたら、気をつけよう。


1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「例えどんな理由があろうとも、戦争は許されない!」という人たち?! [戦争について]

128770876_4723230964417837_3027575472875011853_o.jpg


「例えどんな理由があろうとも、戦争は許されない!」という人たち?!

その種の声。今日はたくさん見た。が、その誰もが本当に「その理由」を調べず、考えず、推測もしていない。どういう人たちなのか?

言い換えれば「犯罪は許さない」ーそれは正しい。しかし、なぜ、その犯罪が起こったか?は考えねばならない。「犯罪は許さない」を連呼しても犯罪は無くならない。

同じく日頃は「戦争は許されない」でいい。でも、今こそ、その背景や動機。経緯を調べ知り考えるとき。どうすれば戦争を止められるか?を模索するべき。なのに「戦争は許されない」だけ?もう1歩前に出て、いろんなことを考えようよ!


1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

戦争反対!と叫ぶだけで戦争は止まらない。では、何が必要か? [戦争について]


74591907_3184165541657728_5972235695345893376_o.jpg

戦争反対!と叫ぶだけで戦争は止まらない。では、何が必要か?

平和学習をするグループがあり、参加させてもらったことがある。皆、戦争を止め、平和を守ることを願う真面目な人たちだ。彼らはいう。

「戦争はいけない!!!」

だから過去の戦争被害を学ぶ。ただ「なぜ、戦争が起こったか?」には誰も触れない。誰が起こしたか? 誰が徳をしたのか? 誰が仕組んだのか?という話もしない。

だが「戦争はいけない」「戦争は反対」「戦争はやめろ」と力強く主張。何か大切なものを見過ごし、熱くなっている人が多い。戦争を止めたいなら「反対!」と叫ぶだけでなく、その原因となることを知り、それを阻止、修正、防ぐことが大事のはず。だが、その会ではそんな話はされなかった。

そのグループに関わらず、ひたすら「戦争反対!」と唱えるばかりの人が多い。「戦争は無くならない。人間の本能だ」という人もいるが、何も理由なしに戦争は始まらない。原因を究明せずし、理由や状況を把握、両方の国の主張や事情を吟味し理解。それでこそ戦争を止める方法が見つかる。

「戦争反対」と叫ぶのなら、まずその辺を考えることから始めるべきではないか? 過去の戦争。始まった経緯を見れば、すぐに答えば出るのだから。


1028_okinawa_B5_omote.jpg
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

日本の戦争映画。いつまで「私たちは被害者だ」と言い続けるのか?=それでは戦争を止めることはできない。 [戦争について]

スクリーンショット 2021-03-19 9.54.07.png


日本の戦争映画。いつまで「私たちは被害者だ」と言い続けるのか?=それでは戦争を止めることはできない。

日本の戦争映画。太平洋戦争を描いたものでアメリカ兵が出て来ないものが多い。一つには日本に住む外人で俳優をやっている人が少ない。ということがある。が、それよりも問題はアメリカからクレームがつくことを恐れていると思える。

アメリカ人が日本人を大量に殺害する場面ーそれを描くことで、関係者や政府からクレームを付けられることを避けたいのだろう。また、「多くの日本人がアメリカ兵に殺された!」という映画を作ることで、憎しみを煽る結果になるのも問題。それら理由から日本映画にはアメリカ兵はあまり登場しない。

そのために日本兵がジャングルを進んでいると、どこからともなく銃弾が飛んで来て撃たれる。という描写が多くなる。敵の姿を描かず、遠くから撃ってくるという場面になりがち。観客は敵はアメリカ軍だと分かってはいるが、米兵が引き金を引くシーンや機関銃を乱射する描写はほとんどないので、自然災害で日本人が死んで行くようにさえ見える。

また、昔の日本映画は日本軍の蛮行をしっかり描いていた。戦後の反省があっただろう。軍部の暴走で戦争を推進した側面がある。また、戦後のGHQの政策で日本人に罪の意識を植え付ける政策もあった。アメリカを憎まず。軍部の暴走こそが悲劇を生んだという刷り込みである。ただ、そんな日本軍の蛮行、情け容赦ない行為を描く日本映画はほとんどない。理由は簡単。戦争ができる国を目指す政府に忖度しているのだ。

最近の日本映画は「我々は被害者である」というものが多い。だが、それは同情を求めているようにも見える。「日本軍は勇敢だった。素晴らしかった」「命をかけて日本を守った」というものも多い。それは過去を美化して、汚い事実に目をつぶろうとしているようにも思える。敵国。米軍による殺戮を描かず。誰にやられたのは分からない形で日本人が犠牲になる。未だにそれを踏襲する作品が多い。もちろんアメリカを許すな!ということではない。事実を見極める材料を紹介するということが大事ではないか?

戦後76年「俺たちは犠牲者だ!」「彼らは勇敢だった!」ということに意味があるのか? 戦後すぐ、高度経済成長時には描けなかった部分を今こそ映画を通して伝えるべきではないのか?日本は戦争には負けたが、儲け人たちもいる。財閥もその1つ。負けたにも関わらず、大儲けした個人もいた。A級戦犯に問われながらも、無罪釈放となり、戦後は巨大な力を持ち、黒幕として活躍した人たちもいる。

政界に進出。総理大臣になった者もいる。彼こそが先の総理の爺さんだ。処刑された東條英機は映画で描かれるが、生き延びたA級戦犯は描かれたない。戦争を推進した人たちをクローズアップせず、被害者にばかりカメラを向けて「日本人は犠牲者だ。戦争はいけない」と繰り返している。近年は「あの戦争は日本を守るためのものだった」「多くの犠牲のおかげで日本は守られた!」と言う解釈をする人たちまでいる。

「日本人は犠牲者だ!と哀れな姿を描き、お涙頂戴の戦争映画を作ることに意味があるのか? 今こそ、日米両国の真実を描き、なぜ、あんな戦争をしたのか?続けたのか?それこそを映画で描くべきだと思える。それを伝えることこそが「戦争を止める」に繋がる。「私たちは犠牲者だ」「彼らはよく戦った」では真実は伝わらず、同じ過ちを繰り返すだけだと感じる。

(写真の映画はどれも素晴らしいものばかり。でも、この種の作品が最近は作られていない)



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

日本の戦争映画が描かなかったもの=それこそが国民を誘導する国策のメカニズム? [戦争について]

192564155_5576923592381899_6468207421432307256_n.jpg


日本の戦争映画が描かなかったもの=それこそが国民を誘導する国策のメカニズム?

日本の戦争映画。多くはこう訴える。「戦争はいけない! 悲劇を繰り返してはならない」それは間違っていないが、映画を見ていると「多くの日本人が死んだ。この悲劇を繰り返してはいけない」=「だから戦争反対!」と言っているように思える。

その犠牲者の多くはアメリカ軍に殺されたもの。その追求はほとんどされない。「米軍が悪い」より「軍部の暴走」を強調する。悪いのはアメリカではなく、軍部だと言いたいかのようだ。そして「多くの日本人が犠牲になった。そんな戦争を繰り返してはいけない」と伝える。その背景や構図はあまり描かれず、多くの日本映画はそこで、まとまってしまう。

簡単にいうとアメリカへの配慮。悪役にしたくない、クレームをつけられたくないという思いが、敵を描かない戦争を映画にしていたのだ。また、アメリカ軍による虐殺を描いても、憎しみを掻き立てるだけ。あえて描かないということもあるはずだ。その結果、戦場でどこからともなく弾が飛んで来て、日本人が死んで行くという、加害者のいない自然災害のような戦争映画になってしまったのだろう。

そして「多くの日本人が犠牲になった。悲劇を繰り返してはいけない」というのなら、「戦争に勝ち日本人の犠牲が少なければ、戦争を続けてもいい!」という風にも聞こえてしまう。つまり、多くの日本人が死んだから戦争はいけないーとなる。犠牲者の数だけなく、その背景を見つめるべきなのに「多くの人が死んだから」ということに集約してしまい、おかしな主張になってしまったのだ。

最終的には「戦争はいけない」と、責任を「戦争」に押し付けたものが日本映画には多い。「戦争が悪い」と言っても誰もクレームをつけないからだ。そんな風にあちこちに気を配り、忖度したので、戦争の実態や背景が描けなかったのだろう。

ただ、戦後。バブル崩壊辺りまではそれで良かった。日本人の多くが戦争を経験しており「繰り返してはいけない!」と感じていたからだ。それが近年は戦争を知らない世代が主流になり、過去の記録を改竄する人たちが現れた。「日本を守るための戦争だった」と美化する。教科書から醜い事実を消し去ろうとする。戦前の空気が漂って来た。戦後76年。もう一度、戦争を考える時ではないか? 

日本の戦争映画が描いてこなかった背景を見つめる時期だ。これまで国民は軍部の犠牲者という扱いだったが、国民の多くが積極的に戦争を推進している。その背景にあるものは何か?前面の悲劇しか描かれて来なかったが、その背景やカラクリを見つめることで、戦争の正体が見えてくる。それこそが「悲劇を繰り返さない」に繋がる。

「戦争反対」「戦争はいけない」といくら叫んでも、それを推進した力やメカニズムを知らないままだと、同じ手法で何度でも悲劇は繰り返されるのだ。ここしばらく戦争映画をかなり見て、そんなことを感じた。



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

もう日本で反戦映画は作れない!=沖縄戦はもっての他!? [戦争について]

218922960_5807694015971521_5048993349354774091_n.jpg

もう日本で反戦映画は作れない!=沖縄戦はもっての他!?

今の日本映画界。戦争ものを作るなら「日本軍は素晴らしかった!」「勇敢だった!」「彼らが日本を守った!」という方向でないと、どこの企業も金を出さない。

あるいは「戦争はいけませんよ〜」「多くの人が亡くなり悲しいですよね〜」(といいながら誰の責任か?なぜ戦争になったか?は描かない)そんな上っ面だけの作品しか製作されていない。原発事故の映画と同じ状況だ。

大企業が出資したのは「東電職員は命がけで日本を守ったんだよ〜!」という嘘800=加害者を被害者にして賛美する「Fukushima」なんとかという映画だけだ。政府が「右!」というのを「左!」というマスコミや大企業や団体は存在しない。NHKだけではない。

そんな状況の中で塚本晋也監督が作った「野火」。父の遺産を注ぎ込んで製作。彼のような有名な映画監督の作品でさえ戦争ものだと、どの企業も費用を出さなかった。インタビューでこう答えている。

「次第に戦争映画が作れない空気が広がっているのを感じた。早く作らないと作れなくなってしまう」

その空気がもう日本に溢れている。オリンピックがまさにそれ。緊急事態宣言下。感染者がどんどん増えているのに強行。国民の半分以上が反対しているのに、政府は止めようとしない。これが戦争ならどうか? 政府は同じことをするだろう。

その戦争を進めるために何年も前から教科書を書き換え「日本は悪くなかった」と子供たちに教える。沖縄戦の集団自決の記述を削除。悲惨な戦争映画を作らせず、日本賛美の映画ばかりにして「日本軍は素晴らしかった!」「彼らが国を守った!」と刷り込む。

特に沖縄戦を描く映画などあり得ない。「軍が県民を犠牲にして本土を守った」ーなんていう酷い事実を絶対に知らせたくないだろう。すべては来るべき戦争のための準備。オリンピック強行を見ていると、そう思えてしまう。本当に必要なのは悲劇を伝える作品なのだ。が、それを作ろうとする映画会社も企業もない。どうすればいいのか?


144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

完結したと思っていた「ペリリュー」第11巻が発売。 [戦争について]

240479899_5983012748439646_8337624886316907196_n.jpg

完結したと思っていた「ペリリュー」第11巻が発売。

主人公は日本に帰る船に乗ったのに、続きは?と思っていたら、見事な構成。そして、その後日談に何度も涙する。ファミレスで読んで失敗。

「戦争とはいかに残酷であるか?」を改めて痛感させられる。伝えることの大切さ。でも、日常に苛まれて、下らない人たちに振り回されて、その大切さを忘れていく。どうすればいいのか?



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

終戦記念日に見て欲しい戦争映画 「激動の昭和史ー軍閥」 [戦争について]

o0659093414822065280.jpg


終戦(敗戦)記念日に見て欲しい戦争映画❸ 激動の昭和史ー軍閥

以前にも挙げたお勧めの映画。「軍旗はためクシタニ」「大日本帝国」ともにタイトルが好戦映画のようだが、いずれも「日本は素晴らしい」「よく戦った」という内容ではなく、政府や軍の愚かさを強く批判したものだ。

この映画は最初、延々と軍事会議を紹介するので、太平洋戦争をよく知らない人には分かりづらいものがある。が、後半戦で加山雄三扮する若手新聞記者の話になると俄然、面白くなる。社名も「毎日新聞」と実際の新聞社で登場。

というのは戦時中のマスコミは(今も同様だが)大本営発表。フェイクニュースを延々と流していた。軍とベッタリで売り上げを上げたのが朝日新聞。それまで国内でナンバー1の売り上げを誇っていたのは毎日新聞なのだ。その毎日の記者が大本営に逆らう記事を出す。

そのことで記者に赤紙が届く。その後の展開がまさに安倍政権時代を思い出す酷いもの。日本政府は戦中と変わらぬことも感じる。そんな綺麗事ではない戦争を描いた異色の1編がこの映画。敗戦記念日に見るにふさわしい。あの岡本喜八監督の「激動の昭和史ー沖縄決戦」と同じ「激動の昭和史」シリーズである。


144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

オリンピックの展開。戦争が始まるのと同じパターン。 [戦争について]

202877550_5674380789302845_4861497617069195635_n-1.jpg

オリンピックの展開。戦争が始めるのと同じパターン。

戦争はどのようにして始まるのか?五輪開催で痛感した。猪瀬知事がオリンピックを招致しようと言い出したときは他人事。関係ないや!と多くの国民は思ってた。そして、「アンダーコントロール」の嘘。あの気持ち悪い「おもてなし」スピーチ。開催決定。でも、国民は冷めていた。大喜びは関係者のみ。

だが、国会で反対したのは山本太郎だけ。全員一致で賛成。ここからはもう止まらない。マスコミが盛り上げ国民を誘導。コンパクトなオリンピックの予定が開会式だけで160億と暴走する。不祥事があっても、止まらない。当初の委員会メンバーが全員いなくなっても止まらない。567感染拡大。医療崩壊と言われても止まらない。

当初は復興五輪とも言われたが、それも置き去り。震災で壊れた家を立て直そうにも建設会社はオリンピックに取られて復興進まずという話も聞いた。全て建前。567患者も置き去り。無観客でも開会式。競技は子供たちを無理やり動員? 飲み物はスポンサーのコカコーラのみ? 

バッハ会長はいう「夢を掴むには多少の犠牲は必要だ」つまり、日本人が困っても多少の人数が死んでもオリンピックという夢を実現せねば!と言っているのだ。夢ではない。バッハたちIOCの利権のためだ。アメリカNBCから莫大な放送権を取る。数百億円。それを不意にしたくないだけだ。

海外から選手やマスコミが来る。なぜ、感染拡大になることをあえてするのか? この567禍の真っ只中で? バブル方式で「安全安心」。いえいえ、記者たちは平気で街を歩き回っている。そのルールも緩和され外出15分以内というのも撤廃された。

9.jpg

街の居酒屋への補償金も遅れ、不満が爆発している。病院は病床が足りず医療崩壊だと言われている。収入がなくなり、あるいは激減し苦しむ国民が多いのに、*兆円をオリンピックにつぎ込む。
しかし、開催反対していた国民にはこう言い出すものがいる。

「開催した以上、心を一つに応援しよう」

金メダル獲得、大きな拍手を送る。無観客のスタジアムを囲むように人が集まる。もう、567で苦しむ人たちのことなんて考えない。「ニッポン頑張れ!」と多くが叫ぶ。

「選手に罪はない。政治を忘れて応援しよう」

声を上げる人たち。ここまでバカかと呆れる。終わった後に残るのは、さらなる感染拡大のみだろう。
これを戦争に置き換えると、とてもよく分かる。最初は他人事。国が強行して押し進める。その内、国民は興味を持ち、マスコミが盛り上げる。始めてしまえば反対していても応援するようになる。

「戦争が始まった以上、心を一つに日本兵を応援しよう」

つまり、この日本という国で再び戦争を始めることは容易いこと。誘導は簡単なのだ。太平洋戦争も同じパターンで始まったに違いない。「これなら戦争になっても大丈夫!」と菅政権の人たちは確信を持ったに違いない。


144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

戦争をしっかり描いたお勧めの日本映画は?=えーーこれ?と思える意外な作品を推薦 [戦争について]

戦争をしっかり描いたお勧めの日本映画は?=えーーこれ?と思える意外な作品を推薦

●「大日本帝国」
もう、タイトルからして軍国主義バンザーイという物。写真のポスターを見ても戦争称賛映画に見えるが、内容は全然違う。凄い。日本の戦争映画の中で唯一、天皇責任問題を追求している。公開当時、戦争映画ブームということもあり、あちこちで予告編を見て「絶対に見ない!」と誓った作品だが、本当に凄い。

ほとんどの映画が「天皇責任」を避けて作る中、この作品ではそれを考えさせる。「陛下。あなたのせいで我々はこんな思いをしたのでよ!どうお考えですか!」という脚本家の叫びを強く感じる。夏目雅子、関根恵子ら女優陣が素晴らしい。

o344253342.1.jpg

●「激動の昭和史シリーズ 軍閥」
毎日新聞記者の視点。いかに社が軍の圧力に屈していくか?も描いている。調べてみると戦時中、毎日が日本で一番売れている新聞だった。が、朝日新聞が戦争記事を連発。軍に接近、次第に大本営発表になっていく。そして毎日を発行部数で追い抜く。(まさに今の朝日グループと同様)その毎日新聞記者の視点で描くのが後半。岡本喜八監督の「激動の昭和史 沖縄決戦」に次ぐ、「激動の昭和史」シリーズ第二弾。意外に知名度はない作品だが、名作。

o0659093414822065280.jpg

●「軍旗はためく下に」
これも軍国主義的なタイトルだが、心に刺さる。戦死した夫の遺族年金が出ない。役所が言うには処刑されたからと言う。そんなはずはない。と妻が自分で関係者を探し出し、真相を探ると。。。。と言う物語。日本軍の狂気的な状態が明確になっていく。かなり辛い。監督がなんと深作欣二。

3本とも。タイトルだけ見ると「絶対に見ない!」と思えるが、どれも力作。カッコいい戦争を描いていない。過酷な、人間性無視の戦争を真っ直ぐに描いている。戦記ものの勇敢な軍人物語ではない。現実の戦争を描いた名作。いずれもDVDになっている。Amazonプライムで見れるのもある。興味ある方はぜひ。
small.jpeg


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

8月。また終戦記念日がやって来る。 終戦なんて言うな。敗戦と呼びたい。 [戦争について]

233120042_5909509695789952_8924527293184911916_n.jpg

8月。また終戦記念日がやって来る。

終戦なんて言うな。敗戦と呼びたい。

日本人が起こした戦争。多くが犠牲になった。

多くを殺した。

それを他人事のように「終戦」と呼ぶのは違う。


144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

五輪強行開催で痛感した日本人の愚かさ=この国に未来はあるのか? [戦争について]


9.jpg

五輪強行開催で痛感した日本人の愚かさ=この国に未来はあるのか?

オリンピックが終わったそうだ。あーやっと?と言う感じ。何度も何度も書いたけど、この感染拡大の中で何で五輪だけ強行したのか?納得できない。ま、理由は簡単。「利権」だ。やれば儲かる人たちがいる。やらないと困る人たちがいた。IOCは約7000億円の米放映権が入る。バッハは1泊400万円のホテルに泊まる。部屋代のほとんどが日本側の支払い。そのお礼に菅と小池は勲章をもらうらしい。

結果、感染爆発。「帰省は中止」といいながらオリンピック開催したのでは国民の気が緩む。街は人で溢れれていた。何が緊急事態宣言か? 映画館はまた1席開けての自粛体制。多くの映画撮影が中止になっている。演劇やコンサートも同様。子供たちの運動会。その中でなぜ、五輪だけ強行なのか? ニュースを見れば、選手たちが笑顔で「がんばりました!」と金メダルを誇る。余計に腹が立ち別のチャンネルに変える。

開会式はユダヤ人惨殺ゴッコの演出家のプランということで見たが、競技は一切見なかった。見たいとは思わない。いや、見たくなかった。空手は少し興味あったが見なかった。多くの犠牲の上に、一部の選ばれし選手たちが、どんなに頑張っても応援できなし共感できない。そして選手たちは絶対に一般国民の現状を語らない。自分がメダル取ったことを誇るばかりだ。入院できない患者、店を開けられない飲食店、運動会のできない子供たちのこと。考えていないのか?

ただ、唯一、良かったこと。オリンピックは利権塗れで、もはやスポーツの祭典ではないということが認識できたことだ。政府は理不尽を通し、国民を犠牲にしても強行するということ。それは戦争や原発と同じであるということが確認できた。今の政府、自民党はそういう人たちの集団であり、国民のための政治をしていないことが完全に明確になった。犠牲が出ても強行するのは、戦争もいとわないということなのだ。掛け声だけでなく彼らは戦争をやること。よく分かった。

後の時代から見ると「あそこから日本崩壊が決定的になったな?」「自民の終わりが始まったな」というイベントとなった気がする。落ちるところまで落ちたということ。ただ、同時に「アスリートに励まされた」「元気をもらった」という奴隷としかいいようのない国民が圧倒的多数であることも感じた。「五輪が始まった以上、日本を応援しよう!」戦争の時もいうのだろう。その意味で、もう一度、戦争してまた、先の大戦のように多くの犠牲者を出さなければ、国に乗せられ誘導されていることに気づかないかもしれない。

そうすればまた70年ほど「戦争はいけない!」と言い続けるのだろう。日本人がそこまで愚かではないと思いたいが、オリンピック騒動を見ていると、その程度の国民性しかないことも痛感する。ただ、次は先の大戦とは違う。2年後、5年後に結果が出るかもしれない。そこでまた気づく機会になるのかもしれない。あー暗い話ばかり書いてしまったが、コロナと五輪のダブルパンチで打ちのめされた2週間。五輪終わったので元気だそう。



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:映画

戦争を知らない子供たち。原爆を知らない。沖縄戦を知らない。 [戦争について]

166324212_5237265313014397_624505221694252764_o.jpg


戦争を知らない子供たち。原爆を知らない。沖縄戦を知らない。

「嘆かわしい..」と言う大人たち。

違う。戦争を伝えない大人の責任。

僕を含めた映画人、表現者たちの努力不足。

そちらが問題なのだ。



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

戦争はいかに国民を誘導し、政府や企業が儲けるためのプロジェクト? [戦争について]

230347559_5879599608780961_2337644191880780293_n.jpg


ドキュメンタリー沖縄戦。製作に3年。

その後も戦争の勉強を続けて次第に見えて来るものがある。

戦争も、原発も、オリンピックも、567も同じということ。

いかに国民を誘導し、本質に気づかせずに、

政府や企業が大儲けし、権力を維持するか? 

そういうプロジェクトなのだろう。



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

アメリカの占領政策をも知ってこそ 戦争の意味や目的も見えて来る。 [戦争について]

223447418_5867663456641243_808083327137781726_n.jpg

戦争を知るには戦闘を知るだけでは駄目。

アメリカの占領政策をも知ってこそ

戦争の意味や目的も見えて来る。



144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

オリンピック誘致〜開催の展開。戦争が始まるのと同じパターン。 [戦争について]

202877550_5674380789302845_4861497617069195635_n-1.jpg

オリンピック誘致〜開催の展開。戦争が始めるのと同じパターン。

戦争はどのようにして始まるのか?ここ数日痛感している。猪瀬知事がオリンピックを招致しようと言い出したときは他人事。関係ないや!と多くの国民は思ってた。そして、「アンダーコントロール」の嘘。あの気持ち悪い「おもてなし」スピーチ。開催決定。でも、国民は冷めていた。大喜びは関係者のみ。

だが、国会で反対したのは山本太郎だけ。全員一致で賛成。ここからはもう止まらない。マスコミが盛り上げ国民を誘導。コンパクトなオリンピックの予定が開会式だけで160億と暴走する。不祥事があっても、止まらない。当初の委員会メンバーが全員いなくなっても止まらない。567感染拡大。医療崩壊と言われても止まらない。

当初は復興五輪とも言われたが、それも置き去り。震災で壊れた家を立て直そうにも建設会社はオリンピックに取られて復興進まずという話も聞いた。全て建前。567患者も置き去り。無観客でも開会式。競技は子供たちを無理やり動員? 飲み物はスポンサーのコカコーラのみ? 

バッハ会長はいう「夢を掴むには多少の犠牲は必要だ」つまり、日本人が困っても多少の人数が死んでもオリンピックという夢を実現せねば!と言っているのだ。夢ではない。バッハたちIOCの利権のためだ。アメリカNBCから莫大な放送権を取る。数百億円。それを不意にしたくないだけだ。

海外から選手やマスコミが来る。なぜ、感染拡大になることをあえてするのか? この567禍の真っ只中で? バブル方式で「安全安心」。いえいえ、記者たちは平気で街を歩き回っている。そのルールも緩和され外出15分以内というのも撤廃された。

9.jpg

街の居酒屋への補償金も遅れ、不満が爆発している。病院は病床が足りず医療崩壊だと言われている。収入がなくなり、あるいは激減し苦しむ国民が多いのに、*兆円をオリンピックにつぎ込む。
しかし、開催反対していた国民にはこう言い出すものがいる。

「開催した以上、心を一つに応援しよう」

金メダル獲得、大きな拍手を送る。無観客のスタジアムを囲むように人が集まる。もう、567で苦しむ人たちのことなんて考えない。「ニッポン頑張れ!」と多くが叫ぶ。

「選手に罪はない。政治を忘れて応援しよう」

声を上げる人たち。ここまでバカかと呆れる。終わった後に残るのは、さらなる感染拡大のみだろう。
これを戦争に置き換えると、とてもよく分かる。最初は他人事。国が強行して押し進める。その内、国民は興味を持ち、マスコミが盛り上げる。始めてしまえば反対していても応援するようになる。

「戦争が始まった以上、心を一つに日本兵を応援しよう」

つまり、この日本という国で再び戦争を始めることは容易いこと。誘導は簡単なのだ。太平洋戦争も同じパターンで始まったに違いない。「これなら戦争になっても大丈夫!」と菅政権の人たちは確信を持ったに違いない。


144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画
前の20件 | 次の20件 戦争について ブログトップ