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もう日本で反戦映画は作れない!=沖縄戦はもっての他!? [戦争について]

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もう日本で反戦映画は作れない!=沖縄戦はもっての他!?

今の日本映画界。戦争ものを作るなら「日本軍は素晴らしかった!」「勇敢だった!」「彼らが日本を守った!」という方向でないと、どこの企業も金を出さない。

あるいは「戦争はいけませんよ〜」「多くの人が亡くなり悲しいですよね〜」(といいながら誰の責任か?なぜ戦争になったか?は描かない)そんな上っ面だけの作品しか製作されていない。原発事故の映画と同じ状況だ。

大企業が出資したのは「東電職員は命がけで日本を守ったんだよ〜!」という嘘800=加害者を被害者にして賛美する「Fukushima」なんとかという映画だけだ。政府が「右!」というのを「左!」というマスコミや大企業や団体は存在しない。NHKだけではない。

そんな状況の中で塚本晋也監督が作った「野火」。父の遺産を注ぎ込んで製作。彼のような有名な映画監督の作品でさえ戦争ものだと、どの企業も費用を出さなかった。インタビューでこう答えている。

「次第に戦争映画が作れない空気が広がっているのを感じた。早く作らないと作れなくなってしまう」

その空気がもう日本に溢れている。オリンピックがまさにそれ。緊急事態宣言下。感染者がどんどん増えているのに強行。国民の半分以上が反対しているのに、政府は止めようとしない。これが戦争ならどうか? 政府は同じことをするだろう。

その戦争を進めるために何年も前から教科書を書き換え「日本は悪くなかった」と子供たちに教える。沖縄戦の集団自決の記述を削除。悲惨な戦争映画を作らせず、日本賛美の映画ばかりにして「日本軍は素晴らしかった!」「彼らが国を守った!」と刷り込む。

特に沖縄戦を描く映画などあり得ない。「軍が県民を犠牲にして本土を守った」ーなんていう酷い事実を絶対に知らせたくないだろう。すべては来るべき戦争のための準備。オリンピック強行を見ていると、そう思えてしまう。本当に必要なのは悲劇を伝える作品なのだ。が、それを作ろうとする映画会社も企業もない。どうすればいいのか?


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