脳が死ぬと、あれこれ普通のことが出来ない。−２月１日

「乙女たちの沖縄戦」僕が担当したドキュメンタリーの第二弾。DVDになる。ネット配信も決まった。そんな連絡を担当者からもらった。

「データを○日までに送ってくださーい。○月に発売です！」と連絡。本来は嬉しい話だが、新作公開前に！こちらは脳が死んでるし、体調最悪で寝込んでいる。なのに数日後に「データを」なんて、無理だ。

脳の一部が死んでいると、１日にできることは１、２つだ。何かを部屋で探すだけで数日かかる。それでなくても掃除も出来ずゴミ屋敷。今は公開直前。なのに体調不良で宣伝活動もできてない。そこで急にDVDと言われてみ無理！

担当者は長年の付き合いだし、とても信頼できる方。いろんなことで助けられている。だが、この時期に言われても対応できない。脳が損傷した状態を想像できないのだろう。

そもそも、途中経過なしに、結論を連絡されては脳が死んでなくても困惑する。「今、そんなことまで、出来る訳ないでしょう！」と怒鳴ってしまった。申し訳ないことをした。

一部でも脳が死ぬと、出来ないことだらけ。当たり前のことが出来ない。文章は書けるようになったが、読むことは出来ない。二行が限度。
何度お知らせしても、長文のメールを送ってくる人がいる。

そんなことが続き、限界を超え、２日間。活動不能になった。少し休んだのでまた、頑張る。映画公開はもう目の前だ。










、