「さとうきび畑の唄」を聴いて感じたこと=この視点の映画。=12月29日 [「沖縄狂想曲」]
「ドキュメンタリー沖縄戦」を完成させた後。次は劇映画で沖縄戦を描かなくては!と考えていた。数年前にスポンサーになる!と名乗りを上げてくれた自治体がある。が、シナリオを書き、スタッフを集め、ロケハンを始めた時に、投げ出し打てしまった。
だからお役所は信用できない!準備にかかった費用も払おうとせず、全て僕の借金になった。依頼して来た市長はダンマリ。最悪の結末。だが、沖縄戦の劇映画は捕らなければならない。メジャー映画会社は沖縄戦映画は、絶対に作らない。僕のようなマイナーな監督がやるしかない。
「ドキュメンタリー沖縄戦」「乙女たちの沖縄戦」の制作を通して、沖縄戦を勉強した。それをドラマにして伝えたい。学校では教えない、ドラマや映画にもほとんどならない沖縄戦。ドラマにして残すこと大切だ。が、スポンサーが付かない。
そして数年前の映画「島守の塔」のような事実を無視して、歪めたウソ映画が作られる。真実を伝える沖縄戦映画を作らねば。だが、変わりゆく時代の中で、短に沖縄戦を描くだけでは、観客が興味を持たない。
どういう形にすれば、真実の沖縄戦を伝えながら、観客に関心を持ってもらえるのか?そう考えながら、昨夜、Amazon musicで「さとうきび畑の唄」を聴いた。昔から知っている歌だったが、これが沖縄戦の歌と知ったのは近年。
明石家さんまのドラマでも、同名タイトルものものがあった。まさにこの歌こそが「沖縄戦」なのだ。岡本喜八監督の「沖縄決戦」もよくできているが、やはり軍目線。従来の戦争物であり、住民の苦しみが伝わり辛い。住民目線で描いた沖縄戦を伝えたい。
その意味で、あの歌。まさに、その視点。そこから、もう一度、物語を考えよう。まだ、スポンサーは見つかってないのだけど。
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