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病気の時。会ってはいけない人?−12月15日 [闘病日記]

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今回の病気でいろんなことを学んだ。病人への対応。カタギと映画人で明確に分かれた。まあ、映画人だけでなく、商売する人も同じグループ。

カタギのグループ。多くが問題ある対応。あれこれ病気のことを説明しているのに、手術直前に「完治。おめでとう〜!」と連絡してきたサラリーマンの友人がいた。また、励ましのつもりで、信じられないメッセージ。送って来た友人もいた。心が折れるものだった。

いずれも悪気はなく、僕を励ますつもり。でも、「踏みつけるような言葉」を選んでいることに気づかない。或いは、あれこれ説明しているのに、実情を理解できてない。言ってはいけない冗談を言ってしまう。

対して映画人、商売人グループ。あれこれ気遣いをしてくれた。無神経な発言もない。その背景にあるもの。カタギの人たちは「悪い奴」とかではない。ただ、会社員を長年続けていることで、相手に対する気遣いが出来なくなるのだ。

商品を売りつけねばならない。相手の気持ちを、考えたら売れない。無理難題をいう上司の言葉をまともに受け止めたら、やってられない。与えられたこと。あれこれ深く考えずに行うしかない。それが会社員。

僕がいくら病状を話しても、上司の言葉と同じ対応になる。相手の気持ちや立場を想像する力も封印している。そもそも病人の気持ちや立場が分からない。想像しようとしない。

だから、見舞いのつもりでも、無神経なことを言ってしまう。「〇〇と言ったら、どう思うかな?」とか考えない。思ったらすぐに言葉にしてしまう。結果、病人を傷つける。

対して映画人、小売人は相手の気持ちを考えないと、成立しない仕事。俳優の気持ちを考えないと撮影は出来ない。スタッフの気持ちを察しないと、撮影は進まない。お客の気持ちを考えないと、商売は出来ない。

それぞれの環境の中で30年以上を過ごせば、適応してしまう。だから、プライベートでも病人に対して、気遣いを見せる。或いは、気持ちを考えることが出来ず、思いついたことをすぐ言ってしまう。という対応に分かれるのだ。

一概に会社員を責められないが、重い病気の時。人に合わないということは重要なのだ。通常は映画人の友達なんて、ほとんどいない。多くはカタギの会社員。距離を置くことが懸命なのだろう。












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