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映画監督業はつらいよ=一番、貧しいのは監督?  12月3日 [「沖縄狂想曲」]

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本来、監督業はスタッフより多めのギャラをもらう。1本の映画を作るのに、最低1年は拘束。その間、ある程度の生活が出来るだけの額になる。

だが、僕の場合は監督料を極限まで下げる。スタッフで一番低額(本来は一番高い!)その差額を製作費に戻す。さらに僕はプロデュサー、編集、宣伝も担当するが、それらギャラはもらわない。

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そのことで製作費が2割以上、増える。本来の額では制作できないランクの映画が作れる。その代わり僕は貧しく、苦しい生活が続く。どこかで大ヒットが出れば、それなりの予算の映画の依頼が来る。

そこで本来のギャラをもらう!ーと考えていた。が、コロナ禍[泣き顔]。仕事があるだけで幸運!という事態になった。おまけに脳梗塞に手術。入院。いつものように7人分の仕事が、できなくなった。

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今回のスポンサーは、その辺を気遣って製作費を増額してくれたので、本当に助かった。本来は僕1人で7人分働かないと、ならない額でスタートした。

そして宣伝活動。本来は監督に人件費は出ない。通常は1年暮らせる監督料をもらうので、大丈夫なのだ。が、僕は半分以上を製作費に戻している。だから、以前は頻繁に借金で生活を支え、宣伝活動をしていた。

おまけに映画が大ヒットしても、監督に印税は入らない!ほんと子育てと同じ。子供が立派に育ってほしい。見返りはいらない親の気持ちだ。いつも思うが、監督業はつらいよ。

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