退院はしたが、親しい友人にはまだ報告しないーその理由 11月18日 [闘病日記]
頂いたコメントには出来る限り、お礼を返しています。が、逆に親しい友人たちには、退院のお知らせはしていない。なぜか[?]というと、「退院しました」とメールすると、多くが「おー完治したのかー、良かった良かった。と、こんな返事が来ることもある。
「再起不能かと思ってたよー」「えー監督業。引退じゃなかったのー」
もし、軽い病気なら「ははは、私は不死身だからな」とか冗談で返すのだが、今回はそんなことは言えない。本当に再起不能の可能性があった。人生でこれほど苦しい月日はなかった。
さらに、両目は半分失明。脳の一部は死んだ。今も文章がほとんど読めない。そんな障害を背負って残りの人生を生きねばならない。そこに「再起不能かと思った」なんて冗談は笑えない。
逆に「完治。おめでとう」というのもキツい。完治は一生しない。だが、多くの友人は「太田はめげない」「砂漠でも生きて行く」と思われている。障害を背負うことになるとは想像もしない。だから、そんな冗談を寄せてくる。が、今も笑顔で帰せない。
手術は終わったばかり回復もこれから、もう少し元気になるまで。笑って言い返せるようになるまで、友人関係には連絡しない。ご理解をお願いしたい。
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