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「愚痴を言うな」といって、庶民を黙らさえる支配者層ー同じ言葉で自身を縛る庶民たち。−11月14日 [「沖縄狂想曲」]

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「愚痴はやめませんか」コメントをきっかけに、あれこれ考えている。その投稿者に関わらず、勘違いする日本人は多い。過去の反省ー分析を「愚痴」と批判人。意外に多い。

僕も何度か、年長者から「愚痴は聞きたくない」と言われたことがある。愚痴ではなく反省なのだが、過去の問題を語ると「愚痴」と解釈されがち。だが、反省を愚痴と解釈し止めてしまうと、過去の失敗を反省しないーと言うことに繋がる。

まさに戦時中の日本軍。大本営発表で全線全勝と自画自賛。だが、ミッドウェイ海戦のシュミレーション。実際に起きた日本軍完敗のパターンを想定していた。なのに「それは忘れよう」と検討しなかった。そして完敗。良い部分ばかり見て反省、分析していなかった。その後は敗戦にまっしぐら。上層部の責任なのに特攻攻撃、兵隊に犠牲を求めた。

そんな伝統は日本の企業に引き継がれている。上層部で計画。兵隊である社員は深く考えず、与えられたことをするだけ。バブル時代はよかったが、その後は落ちるところまで落ちた。だが、日本企業がやっているのは内部留保。消費税を悪用して補填。社員の給料は据え置き。

そもそもバブル時代の企業に、先見性がなかったことで、日本はここまで落ちたのだ。まさに日本軍。初期は全戦全勝だった。ミッドウェイから敗北の連続。それでも軍部は責任を取らず、特攻を命じるようになる。軍も企業も自分達の失敗を下に押し付けている。

「欲しがりません。勝つまでは」とか教え込んで国民に負担を強いた。「愚痴はやめませんか」も似たような背景を感じる。サラリーマンには考えるな。言われた仕事をしろ。と言うのが日本の会社。不平を言うと「愚痴を言うな」と抑え込む。事業が失敗すると、リストラ、給料を上げない。でも、内部留保で上層部は安泰。

戦争も企業も、上層部の判断ミス。その失敗のツケを、どちらも兵隊や社員に押し付ける。そこで反論、反対されないために使われるのが「愚痴を言うな」と言う言葉ではないか[?] それを庶民である我々までが「愚痴を言うな」と互いを黙らせようとする。上層部が抑え込まなくても、自分達で仲間を黙らせる。そんなシステムになってはいないか[?]












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