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病気をして意外なことを学んだーセクハラおじさんと同じ−10月27日 [闘病日記]

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熟年離婚の背景。50代以上の夫が、想像もできない無神経な発言を妻にするらしい。僕も病気にならなければ、彼らと同じグループにいたかもしれない。が、「病人ワク」に入ったことで、あれこれ気づくことがある。

すでに実例を紹介したが、もう一度、代表的なものを紹介する。僕は両目ともに半分失明した。それをある「友達」が励ますつもりで、コメントをくれた。「片目になるより、両目ともに半分ずつ見える方が良いのでは[?]」それを読み2日寝込む。精神的にも参っていた時期だ。

友達に悪気はない。むしろ応援したいのだ。が、これでは慰めにもならない。「そうだね。片目よりはいいよね」なんて思う訳がない。両目ともに半分失明の事実ーそれを繰り返されるだけでも、心が痛む。彼は気づいてないが、セクハラと同じ背景なのだ。

若い女性に「胸、大きくなったんじゃない[?]」と言うのと同じ。だが、おじさんは「背が伸びたね[?]」と同じ感覚と考えている。「少し太ったんじゃない[?]」も言いがち。それが女性を傷つける言葉と、おじさんたちは気づかない。「事実を言って、何が悪い[?]」と考えている。

目の話も同じ。本人が悩んでいることを言葉にして、再確認させる必要はない。それが分からないオジサンがとても多い。僕も病気にならなければ気づかなかったかもしれない。似たような暴言を吐く人、見ていると50代以上のオジサンばかり。熟年離婚の背景はここにある気がする。











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