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作家はまず、経験談を物語にするーその後は取材して描く。が、−10月14日 [「沖縄狂想曲」]

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作家はまず、経験談を物語にするーその後は取材して描く。が、

作家。小説家でも、漫画家でも、脚本家でも、想像力だけで物語を描く訳ではない。例えば政治ドラマなら、徹底的に取材した上で書く。病院ドラマ、学校もの、刑事物。多くは取材が大事だ。

森村誠一さんは元ホテルマン。だから、初期にはホテルが舞台のものがある。「人間の証明」もホテルが舞台になる。その後、731部隊を集材。「悪魔の飽食」を発表ー小説ではないけどー。

漫画家の本宮ひろ志も、最初は自身の経験をもとにした不良少年の話を書いていた。「男一匹ガキ大将」を代表とする作品だ。その後、その路線に延長だが、刑事ドラマやヤクザものを描く。そうした展開をする作家は多い。

僕は脚本家でもあるので、その辺が気になる。「才能があれば」と言われるが、そんなものは存在しない。まずは自分の体験をもとに物語を作る。次に取材して書く。森村誠一も、本宮ひろ志も、そうやってヒット作を連発した。

さて、僕の場合。最初は取材のいらない青春ファンタジーを作っていた。原作のないオリジナル脚本。多くの脚本家は原作もののシナリオだが、僕はオリジナルにこだわる。最初はファンタジー。

次に原発事故を調査。それをもとに「朝日のあたる家」を監督した。ここ数年はドラマではなく、沖縄戦のドキュメンタリー。ある意味、取材自体を作品にするようなもの。その知識と情報をもとに劇映画の沖縄戦ドラマを作りたい。と、この数年足掻いている。

同時に今は、脳梗塞という経験をした。よく聞く病気だが、詳しくは知らなかった。経験してみて大変なことだと実感。社会性のある病気で、病気の苦しみより、周りの人の対応に助けられ、踏みつけられする。とても興味深い。

これも映画になる。伊丹十三監督的な作品だ。脳梗塞発症時の対応だけでなく、そこから現代社会が見えてくる。取材しなくても、自身で体験。これを映画にしない手はない。予算もかなり安くて済む。このとしで取材せずとも、体験談でシナリオ書けるのは幸運[?]












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