後悔するより、手足が動き、話が出来ることー感謝したい。 9月4日 [闘病日記]
後悔するより、手足が動き、話が出来ることー感謝したい。
一番、辛いのは目が半分しか、見えなくなったこと。過労は月日がかかっても治る。心臓も良くなる。喘息も今は症状が止まっている。でも、両目ともに、もう一生、半分しか見えない。
けど、失明していたら[?]僕は生きる希望を無くしただろう。映画が撮れなくなる。いや、目だけではない。言葉を失っても、監督業は続けられない。俳優やスタッフに演出を伝えられない。監督業は引退。生きる希望を失っただろう。
尊敬する大島渚監督、同じ脳梗塞で引退した。本当に悔しかっただろう。僕も同じ運命を辿ってもおかしくなかった。そう考えたら両目が半分ずつでも見える。手も足も動く。怒鳴ることもできる。嘆くより、この幸運に感謝せねば。
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