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私の新作映画=中身をちょっぴり紹介。今度は何に切り込むの? [「沖縄狂想曲」]

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私の新作映画=中身をちょっぴり紹介。今度は何に切り込むの?

僕はもともと劇映画の監督。物語があり俳優が出演する映画を作る。が、このところドキュメンタリーをやっている。「コロナで仕事がないんで、製作費が安く済むドキュメンタリーに転向したな?」という業界人もいるが、「沖縄戦」シリーズを始めたのはコロナ前。もう、6年になる。

しかし、最近になってドキュメンタリーを始めたのではない。そもそも映画監督デビューする前、メイキングというのを撮っていた。DVDを買うと特典映像として付いてくるあれ。撮影の舞台裏を記録したもの。アメリカ留学から帰国。そんな仕事をしていた。評判はよく依頼は続き、アイドル映画から、ホラー、最後は大林宣彦監督の「理由」まで、様々な作品を担当させてもらった。

メイキングも、まさにドキュメンタリーなのだ。だが、その時代。勉強にあれこれメイキングを見たが、詰まらないものが多かった。単に撮影風景を写し、単に主演女優をカメラが追うだけのもの。アイドルビデオでしかない。どうしたら面白くなるのか? いろんな方法論がある。アイドル映画ならアイドル映画の論法。そして、僕のモットーだが、

「ドキュメンタリーはドラマティックに見せる。ドラマはドキュメンタリータッチで見せる」

というのがある。ドキュメンタリーは事実ではあるが、見ていて退屈しがち。特に映画の撮影現場なんて10分も見ていたら飽きる。よほどの映画ファンでないとダメ。だからドラマティックに描く。逆に劇映画は基本作り話。リアリティが感じられないことが多い。だから、ドキュメンタリータッチで見せて、現実味を与えるのだ。

メイキング以外でもBSのドキュメンタリーを担当したこともある。そんな経験があるので「沖縄戦」シリーズを撮るのも、新たなる挑戦とかではなかった。今回はその3作目。と言っても続き物ではないし。シリーズと言っても「沖縄」という題材が同じだけで、先の二作とはかなり違うものになる。

「朝日のあたる家」は劇映画だが、物語を通じて原発事故の怖さ、悲しみを伝える作品。その意味で一作目の「ドキュメンタリー沖縄戦」は沖縄戦の理不尽を描く作品。ジャンルは違うが共通するものがある。「朝日」は原発事故から3年後に製作。まだまだ原発の危険性について知らない人が多かったし、肝心なところをテレビや新聞は隠していた。

同じように沖縄戦も、教科書では3学期でバタバタで終わる。終戦記念日と言ってもNHKは沖縄戦特集をなかなか放送しない。映画でも沖縄戦を描くのは「ひめゆりの塔」くらい。テレビも、映画も、教育も、沖縄戦をしっかりと伝えていない。それを分かりやすく、全体像が掴めるように作ったのが「ドキュメンタリー沖縄戦」だ。

「酷い、酷いと聞いてはいたが、これほど酷いとは!」

と映画を見た多くの人が悲しみの声を伝えてくれた。さて、今回だが、1作目とは少し趣向が違う。沖縄戦〜戦後という時代を描く。戦中はすでに紹介したが、戦後は多くの人が知らない「驚愕の現実」が存在する。理不尽としか言えない仕打ち。沖縄戦以上に知らない酷すぎる事実が数多くある。

それを紹介、なぜ、そんなことになってしまったか?を解き明かして行く。かなりやばいネタもあり、今度こそ消されてしまいかも?それゆえに「実に面白い」となるはず。お楽しみに!


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