体調は良くないが、編集は進んでいる。 [「沖縄狂想曲」]
体調は良くないが、編集は進んでいる。
プロローグとも言える「おさらい編」の粗編は済み、本編の頭の編集にかかっている。まだまだ先は長いが、これで作品のカラーや方向性が明確になった。先にも書いたが、監督が「こーしたい!」と言うより、作品が叫ぶ「こーなんだ!」という声を聞き、従うことが大事。
編集を進めると当初、予定していない素材が欲しくなる。スチール写真ならストックがたくさんある。が、膨大な数なので、そこからべストを探し出すと何時間もかかる。映像の場合はさらに時間がかかる。だから、とりあえず近いものを見つけてタイムラインに乗せる。
編集作業をしながら、考えねばならないこともある。今ある素材を繋ぐだけではなく、今後作らねばならないもの。例えばイラスト、マップをどこで、どのように入れるか?も考える。さらに新聞記事。この場合は新聞社に、いつのどのページの記事かを申請。高い使用料を払わねばならない。
また、個人の写真。政治家は肖像権はないが、撮影したカメラマンの権利があるので、持ち主と交渉せねばならない。本来なら僕が編集作業をしている間に、Pがその種の人を探し出し、あるいは会社を見つけて交渉してくれるのだが、そんなPはいない。編集が一段落したら僕自身がその作業をせねばならない。
ドキュメンタリーなので撮影した映像だけでなく、その種の資料も大切。写真のない昔の人の場合は、イラストを使う。が、その絵を描いてくれる人を探し、お願いせねばならない。これも僕の仕事。その種のものが、どの場面で必要か?も考えながら編集。あまりに多いと費用も嵩むので、別の形で対応できないか?代案も考える。
映像を繋ぐだけでない編集という仕事。なかなか、厳しい。
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