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50年ぶりに再発した喘息から考える。つまらぬ人間関係は斬る? [「沖縄狂想曲」]

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50年ぶりに再発した喘息から考える。つまらぬ人間関係は斬る?

原因は「強いストレスと体力的に限界を越える日々」のようだ。体力的限界に関しては毎度のことであり、1本の映画を完成させると数ヶ月寝込む。となると喘息が再発したのは、ストレスに大きな比重があると言うことだ。

この数年、劇映画ではなく、ドキュメンタリー映画を撮っている。そのストレスは劇映画を越える。劇映画は素晴らしいスタッフがいてくれ、大きなる力でサポートしてくれる。超人のような俳優たちが僕の思いを形にしてくれる。もちろん大変なこともあるが、みんなの力で乗り切ることができる。

ドキュメンタリーもまともな作品は劇映画と同じだが、この数年かかっているのは、ほぼ1人の戦い。カメラマン、アシストタント、ドライバー等はいるが、僅か数人のクルー。劇映画に対して予算は遥かに低い。そのために僕自身が多くのパートを兼ねねばならない。自身で証言者に交渉。取材場所から日時時間まで全て決めねばならない。

予算があればPを雇えばいいのだが、多額の人件費が出て行く。そのために何かを削らねばならない。結局は取材回数を減らすことになる。8回の取材が7回に。いや、そんなものでは済まない。Pを1人取材ツアーに連れて行くだけで、さらに旅費、宿泊費、食費が必要。取材は5回以下に減らさねばならない。それは取材チャンスを失うと言うこと。作品クオリティが下がると言うことなのだ。だから僕がpも兼ねる。これで1人分の人件費と交通宿泊費を削れる。

劇映画でも僕は7人分の仕事をするが、ドキュメンタリーはそれ以上。ストレスも同様に人数分だけ増えて行く。また、この種の作品は困ったちゃんが出て来て、悪意のない妨害を始める。取材対象者から罵倒されることもある。直前の取材拒否。ドキュメンタリー制作を理解していないのに、あれこれ口を出してくる関係者。一番、邪魔し足を引っ張ったのがスポンサー!ということもあった。制作会社が無理難題を押し付けて来ることある。

また、嫌がらせ、誹謗中傷。ツイッターで僕の実名を上げて批判する人、地元でコソコソ言いふらす人。完成した作品をオクラにしようとした団体さえ存在。3本の作品を撮る間には、本当にいろいろなことがあり「お前、殴ったろか!」と思ったことは数知れず。それでも毎回、制作費が3倍なければ出来ないクオリティの作品にして来た。そんなことが続き、ストレスと疲労で体がボロボロだったのかも知れない。60代になり、体力も衰えて来て、いつものように過労でダウン....だけで済まなかったということだろう。

だが、それを後悔するものではない。ギャラが安かろうが、体を壊そうが、素晴らしい作品を作るのが仕事。毎回、遺作と思っている。今回だけは、まだ遺作には出来ないが(劇映画の沖縄戦を撮らねば!スポンサーはまだいないが)それぞれの作品は多くが知らない現実を伝えた。テレビやメジャー映画会社は絶対に作れない内容。意味あるものだ。だからこそストレスや邪魔者は排除して、3作目の完成を目指さねばならない。

ストレスを持ち込んでくる者は、例え悪意はなくてもブロック。あれこれ頼まれごとは気が引けてもお断りして行く。FB友達の、これまでは余程でないと「友達削除」はしなかった。以前、応援してくれた人が憎しみを込めて批判を始めたりしても「何かあったのだろう?」と受け止めたが、その種の誹謗中傷もストレスになる。

最近、一番問題なのは悪意のない人たち。笑顔で近づいてきて、掻き回す、手伝うと言って邪魔をする。その認識がゼロ。本人は応援、お手伝いしているつもり。いい奴だから、悪い奴じゃない、長年の「友達」だからと我慢して耐えていると、強度のストレスになる。喘息が長引くだけなのだ。今も、取材中のトラブルを思い出しながらこの記事を書いているだけで、咳が止まらなくなった。喘息は精神的なものが大きい。

あれこれ書いてて、僕はどうもストレスを抱え込みやすい性格のように思える。だから現実生活の中でも、小さな「しがらみ」は断ち切り、距離を置いてストレスを抱えないようにせねば。そして時間と体力は全て作品に注ぎたい。


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