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「グリンベレー」1968年米 ワーナー・ブラザース [映画&ドラマ感想]

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「ディアハンター」以降のベトナム映画はほとんどが反戦作品だが、真っ最中に作られたこの「グリンベレー」はベトナム聖戦を描いた作品だと聞いていた。タカ派のジョンウェインが監督主演している。ケネディはベトナムからの撤退を決めた直後に暗殺。その後を継いだジョン・ソンソンは逆を行き、より多くの兵士を送り込んだ。

さらに、そのあと大統領選に立ったのがニクソン。彼はベトナム撤退を公約に立候補した。が、当選後に公約を翻し、より多くの軍隊をベトナムに送るようになる。ケネディを殺し、あと2人の大統領に戦争を続けさせたのがDSと言われている。長期間戦闘が続けば軍事産業は大儲けできる。そのためにケネディを殺し、戦火を拡大させたのだ。

それ以降も歴代大統領は皆、戦争をしている。アメリカは10年に1度は戦争をするというが、そうしないとDSグループの企業が干上がってしまうからだ。そのために無理やりにでも戦争を作り出すのが、大統領の仕事なのである。それに逆らい4年間、戦争をしなかった初めての大統領がトランプ。そこから今回の選挙に繋がる。ベトナム戦争はアメリカが敗北した。多くの兵士が死んだ。当時は多くの若者が反対運動に参加した。そんな時代に「ベトナム戦争はやらねばならない!」とアピールしたのが、この映画だ。

そして、第二次世界大戦からこの映画までのアメリカ映画こそが、「アメリカは世界の警察。独裁者や共産主義者をやっつけるために頑張った」というアピールなのだ。それら映画を見ると当時の政府、国民の思いがよく分かる。その意味で「ベトナム聖戦」を掲げる「グリンベレー」から色々と分かることがある。

ちなみに、有名なベトちゃんドクちゃん。日本で分離手術をし、マスコミも何度も放送している。彼らがあんな体になったのは、ベトナム戦争時に米軍が「枯葉作戦」で撒いたガスが原因。母親の体内にいる時に汚染されたことでああなってしまった。だが、この兄弟のことはアメリカでは報じていない。


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