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映画監督がfacebookを続けると、こんなことになる?! [MyOpinion]

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映画製作のレポートを毎回書き続けている。それをfacebookやブログで発信。宣伝の一環。多くの映画が完成してから、そのしゅの発信を始めるが、僕は製作スタートの段階から記事にしている。完成してからでは情報が広まる前に、映画館公開が終わってしまうことが多いからだ。

だから、スタート時から。そうすれば1年以上も発信出来るので、公開される頃には多くの人が映画を認知してくれている。もちろん、facebookの友達は5000人。その全員が僕の記事を読んでいる訳ではない。ブログは毎日1000件前後のアクセスがあるが、100 0人が読んでいる訳ではない。それでも何もしないと誰もその映画の存在に気付いてくれないので、ネット宣伝は意味あるものだと思える。

困ることもある。どの段階でレポートを始めるか? 通常、僕は「製作発表」前後から記事にする。それ以前に発表すると、いろいろまずことになる可能性があるからだ。例えば「出演させてください!」と言う連絡が結構来る。が、ネットからの依頼では出演してもらう訳にはいかない。問い合わせも来る。その対応に時間を取られ、本来の準備が出来なくなる。

また「朝日のあたる家」のように原発事故というセンセーショナルな題材の場合。製作スタート告知すると、あれこれ批判が来ることが予想された。「デマ映画」「福島を差別するな」「原発を商売で使うな」とか、内容を知らない人たちが勝手な想像をして批判してくる。

当時はまだ原発事故に対する正確な情報を知らない人が多く。「放射能は漏れていない」「メルトダウンはしていない」「事故は大したことなかった」とか思っている人もいて「不安を煽るな!」とかいう批判もされた。「原発映画を作ると2度と商業映画を監督できない」と言われた時代。親しい友人、先輩たちから「やめた方がいい」「青春モノの監督で行った方がいい」と説教されたり、怒られもした。

つまり、ネットで発表することで批判や誹謗中傷が出てくる可能性がある。余程確実な段階で告知しないと、あれこれ問題が持ち上がる。批判を聞いてスタッフが「辞める」と言い出したり、俳優が出演を辞退と言うこともある。何も知らない連中まであれこれ言ってくる。そのことで企画自体が潰れたり、時間や労力が必要以上にかかることがある。

だから、深く静かに潜航して、ここだ!という時に発表することが大事。ただ、それまでの期間。何も記事を書かないと「監督、新作用意しているのか?」とバレることもあるので、別の記事を書かねばならない。映画の準備もある。カモフラージュ記事も書かねばならない。facebookをやっているがために、そんな苦労も必要になる。

逆に新作準備ではなく、単に疲労困憊でダウンしている時。「監督。最近、記事書かなないのは新作の準備かな?」とか思われたり...。期待してくれるのは嬉しいが、事実ではないことを楽しみにさせるのは申し訳ない。誤解を生まないようせねばならない。そんな風にfacebookやブログを続けていると、思わぬ苦労が出てくる。



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