「コブラ会」シーズン2見終わる。少々残念な展開=「東京ラブストーリー」か? [映画&ドラマ感想]
「コブラ会」シーズン2見終わる。少々残念な展開=「東京ラブストーリー」か?
涙と感動の連続だった「コブラ会」シーズン2の終わりに来て「あれ?」という感じ。本筋から離れてラブコメディのような展開。ま、長いシリーズだとたまにはそんな展開も入れて話数を稼ぐことも必要だろう。
ところが、そのまま最終回まで。まるで「東京ラブストーリー」のような展開。三角関係、すれ違いラブ、彼氏が他の女性とキスするのを目撃。誤解、思い違い、ジェラシー。90年代のトレンディドラマか?!というノリだ。
ここまでの感動は何だったのか?このような展開。最近のアメリカドラマに多い。「HEROES」もシーズン1はメチャメチャ面白いのに「2」が最悪。「3」で大復活。「4」がまた最悪。ということがあった。「ストレンジャーシング」も「1」「2」はいいが「3」がかなり苦戦している。「Zネーション」も「3」まではいいが、そのあとはもう見るに耐えない。「ウォーキングデッド」ももうネタ切れで、血を吐くマラソンを見ているようだ。
僕も脚本家だから分かるが、面白いドラマを長く続けるのは難しい。その設定の中でやるべきことをやり尽くしたら、それ以上のことはもう出来ない。「HEROES」で言えば「3」で終わるべきだった。物語が完結しているからだ。後日談や繰り返し、焼き直しを見せられても視聴者は喜ばない。それでいうと「コブラ会」は「1」が父と子の問題。「2」が敗者復活戦。「勝つことが全てではない」というテーマが加わる。
その辺は素晴らしいし、まだ続けられる設定なのだが、どうしてもダニエルとジョニーの対立はここまでくると、理解し合えてしまう。そうなると大きな問題がなくなり、ストーリーが進められなくなる。そこでジョニーの元先生のあの人の意味が活きてくる。なので、「3」はダニエル+ジョニーVSコブラ会のあの人。という構図に進めるつもりなのだろう。だが、それは「3」の話。「2」はその布石。なのでエピソードが足りない。そこでトレンディドラマ展開を取り入れたのだろう。
その推理が正解なら「3」は面白くなる。が、いつまでも三角関係を続けていたら興味は半減する。なのに「2」の最後で昔の恋人アリ再登場の布石まで! あと、ダニエルの娘が「沖縄の歴史」本を読み始めた。これは映画版「2」と同様に、沖縄に行くということか? 沖縄ロケという情報もある。ということはタムリン・トミタも再登場? でも、まだ、「3」は配信されていない。楽しみに待つとする。
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