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「ドキュメンタリー沖縄戦」初期から応援してくれている友人から連絡。全国11館で公開と知って喜びの声。 [映画館公開]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」初期から応援してくれている友人から連絡。全国11館で公開と知って喜びの声。

以下、ドキュメンタリー好きの真面目な友人から。ご紹介する。この作品がこれまでとはどう違うか?を分析してくれた。

「本当に凄い。ドキュメンタリーで11館なんてありえない。が、その理由を考えてみた。通常、ドキュメンタリーというのはそのジャンルの専門家が作る。だから、専門的になりすぎるきらいがある。また、ドキュメンタリー作家の多くは”これは重要なこと。必ず見なければなりません!”という姿勢で作品を作ることが多い。だから学校の授業のようになりがち。

確かに重要なことだ。人権、差別、歴史、道徳、いろんなドキュメンタリーがあるけど、見ていて説教されているような気持ちになることが多く、入場料払って何で?と思う人もいるだろう。僕はドキュメンタリーが好きなのでよく見るけど、興味があっても退屈することがある。

その点、監督は本来、劇映画の人。エンタテイメントの仕事をする作家。だから、観客が退屈しないように作っている。この手の戦争ものなら通常は”1945年4月、アメリカ軍は上陸作戦を開始した”とか、教科書のような始まり方をする。なのに、この作品は観光案内?のような感じだ。多くの人が持つ、美しい南国・沖縄のイメージからスタート。戦争ドキュメントと覚悟していたのに、え?という感じ。

そんな風に意外なオープニングに引き込まれて、巧みに沖縄戦の歴史へと連れて行かれる。1時間45分。全く退屈せずに見た。教科書のように時間軸に沿って延々と説明するだけでなく、現代に戻ったり、過去に行ったり、視点も変わる。辛い話ばかりではない。同じジャンルの事件を続けて見せない。見る者を離さない構成になっている。僕は歴史が好きだから退屈しても頑張るけど、そうでない人は多い。そんな人も離さずに最後まで引っ張って行く構成力がある。

ドキュメンタリー作家が作った作品は、どれも時間と労力のかかったもので頭が下がる。が、専門的になり過ぎる。堅苦しい。でも、この作品は初心者にも分かりやすいように優しく親切に作られている。中学生でも分かる。スポンサーが専門家を使わず、商業映画の監督を起用したことー正解だ。そんな見やすく、中身ある作品なので、映画館が”これなら多くの人が見てくれる!”と上映依頼が殺到したのだろう。さらなる広がりがあること。祈っています」



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