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子供食堂の件。改めて考えた④=相談するからあれこれ言われる。人に相談してはいけないのだ? [コロナウイルス]

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子供食堂の件。改めて考えた④=相談するからあれこれ言われる。人に相談してはいけないのだ?

地方に住む友人。故郷のために頑張っている。僕と同世代。まだまだ上の世代が町を仕切っていて古い価値観を振り回しているので、新しいことができず大変なようだ。町には顔役がいて、その人のご機嫌を損なうと出来るものもできなくなると言う。

が、友人はイベントを企画しても顔役には絶対に相談しない。なぜなら、相談して意見を言われたら、それに従わないといけなくなるから。そのアイディアを採用せずに企画を進めたら「ワシの案はボツにされた訳だな?」とか嫌味を言われ、協力してくれなくなる。だから多くの人はあれこれ相談に行くことで、顔役の協力を得ようとする。その結果、顔役の意見を取り入れ、古めかしいイベントしかできなくなる。

なるほど。同じことは映画製作にも言える。企画段階で「原発事故の映画を作る」と相談すると、いろんな人がいろんなことをいう。「原発はやめた方がいい」と止める者。逆に

「内部被ばくも入れて欲しい」「原爆も同じ放射能。扱って欲しい」「チェルノブイリも絡めた方がいい」

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と言う人たち。いろんなことを言われる。が、先の友人同様。顔役でなくても、その人のアイディアや提案を取り入れないとヘソを曲げることが多い。

「だったら勝手にしろよ!」「内部被ばくを描かないと原発事故は描けない」「原爆を扱わないならもう協力はしない」

思いのある人ほど、頑なになり、失望される。

「あいつの映画。どうせロクなもにはならないよ」「応援してたのに、あの態度ではダメだ」

と言い触れ回る奴。でも、それはおかしな話。だったら自分で製作費を集めて自身で映画撮れよ!と思う。人の企画に便乗して、自分の考えるテーマを伝えようとする乗ってどうなの?

もう、分かったと思うのが、それらの人。顔役も、原発映画で助言してきた人たちも、先の子供食堂にたむろして、あれこれ言う人たちと同類なのだ。自分は何もせず、金も出さず、労力も提供せず、あれこれ指図して、従わないと批判し、否定する。最初は応援団だった人たちが抵抗勢力になってしまう。が、提案を聞いていたら子供食堂なら経済的に破綻するし、映画ならまとまりのないものになる。

そこで地方の友人のスタイルが意味を持つ。彼は相談しない。だから、あれこれこ言われない。顔役の大きな力は得られないが、彼の思いがこもったイベントができる。映画製作も同じだ。いろんな人に相談しない。「次にこれをやる」とは言わない。そうすればあれこれ言われないで済む。子供食堂で言うと、最初から提案させないことなのだろう。これは難しい。客商売でもあるし。顔見知りの客は気軽にあれこれ言いがちだ。その辺をさらに考えてみる。(続く)


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