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「皆んなと仲良くする」ことで会社がダメになる?=映画業界も考えてみた。 [MyOpinion]

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「皆んなと仲良くする」ことで会社がダメになる?=映画業界も考えてみた。

「皆んなと仲良くしないこと」が令和時代のテーマだと書いた。が、会社だと、なかなか難しい。同じ部署に嫌な奴がいても、ある程度は仲良くしなければならない。バカな部長がいても、煽てて、褒めて使わなければならない。そうなるので、日本の企業は今、不調なのではないか? 特に大手はこの先の打開案がないから内部留保して金を貯めるしか出来ないのではないか?

日本の企業。優秀な人材はいる。が、その人たちが無能な人たちと仲良くしながら、そんなことにエネルギーや時間を費やしているからこそ。企業は落ち目になって行くのではないか? 日産のゴーン追放劇も同じではないか?

乱暴な推理だが、同社の仲良しクラブの重役たちが「あいつムカつくよな!」と村社会体質でゴーンを引きずり下ろした。それで経営権を奪ったが、能力がないので業績が下がったということではないか? ムカついてもゴーンに経営させた方が会社の業績は伸びた。詰まらぬプライドと、会社本来の目的を見失い、仲良しクラブを優先したのが、今回の事件であるように感じる。

映画作りも同じだ。最初は監督が戦力になると思ってスタッフを集める。入れ替わりがながらレギュラーメンバーが決まる。俳優も顔ぶれが揃う。しかし、その中で甘えが出たり、ワガママを言いだす人もいる。

「俳優の**さん。このところ仕事なくて大変らしいよ。何かの役で呼んであげようよ」

違う。映画作りは職安ではない。その人が必要な時に声をかけるもの。プライベートは関係ない。こんな友人もいた。

「***さん。前回は色々ミスが多くて問題だったけど、次は頑張ると思うので声かけてやれよ」

これも違う。仲良しクラブではない。本人の意図せぬミス。不可抗力なら理解するが、彼女と揉めて現場で力入らないなんて完全アウト。映画スタッフは会社ではないので毎回同じメンバーである必要はない。馴れ合いになり、ミスを許しあうようではダメ。次頑張るはあり得ない。

大切なのは仲良くすることではない。素敵な作品を作ることだ。作品を作る上で仲良くはするが、それは二番目。周りと仲良くすることを最重要視すれば作品のレベルは確実に落ちる。そこから考えると、多くの会社の不調はそこが原因ではないだろうか?古い価値観や方法論を振り回す古参社員と仲良くし、彼らの気持ちを汲み、有能の社員が時間や労力を無駄にしているのが背景にないだろうか?


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