SSブログ

「沖縄戦」公開中止。批判しているのではない。団体が信頼を失うことを避けたいのだ。=心ある人たちからの伝言 [映画の行方?]

76702447_3195139880560294_3381954091792990208_o.jpg

「沖縄戦」公開中止。批判しているのではない。団体が信頼を失うことを避けたいのだ。=心ある人たちからの伝言

今回の件でスポンサー関係者数人から連絡を頂いた。お会いしたことのない方ばかりだ。教えて頂いたことを紹介する。

「まず、団体内では監督が反逆していると批判する人がいます。また、映画館公開中止なんて決まっていないという人。でも、監督の意図に賛同する人もいます」

反逆?何が反逆なのか?ここしばらく書いている記事は応援してくれる皆様への報告。それはこの作品の企画時から、準備、勉強、取材、編集、完成。上映会と、3年に渡って連載。皆様への報告をしている。悪いことも、いいことも伝えてきた。なのに、この段で報告を止めるのは応援団への裏切り。大本営ではない。都合の悪いことは伝えない=これは許されない。

事実を報告しているだけであり、団体の攻撃している訳ではない。それを反逆というのは誤解がある。その種の表現はさらに誤解を呼び「都合が悪いことは黙れというのか?」という批判を生む。僕としては批判ではなく、中止にすることで、その団体が世間からの信頼を失う。それを避けたいという思い。次に「映画館公開は中止なんて決まっていない」という人。これは映画業界に詳しくない故に間違った理解をしている。トップの決断はこうだ。

「まず、関係各所での上映。その7−80%が済み。評判がいいようなら映画館上映も考える」

これを解説。7−80%=実数にすると10箇所以上。そんな数の上映会をすれば映画館はもう上映を受け付けない。また、その数の上映が終わるまでに数ヶ月から数年が必要。その年月が経っても映画館は上映しない。

映画館は新しい映画をいち早く上映する場。そのことはすでに何度も説明した。それが理解できていないのか? それを知るからあえて、その方法を選び、映画館公開を避けたいのか?いずれかは分からないが、言えるのは映画館では上映できないということ。

つまり「中止」である。ただ、団体は映像ビジネスは初めて、その辺をなかなか理解できないのだとは思う。が、トップの決断は事実上の上映中止。「関係各所が済んでから上映」なら意味も分かるが、その段で「考える」とのこと。その意味は現段階では

「映画館上映は考えていない」

その官僚答弁にも似た言い方で、トップの意向がうまく伝わっていないのか?「まだ中止ではない」という人もいるとのことだ。このように映画というものをよく分かってない職員も多い。誰かに忖度しているという話も聞くが、無理解が起こした事件とも思える。連絡をくれた人たちはいう。

「私たちも映画館公開が有効だと考えます。多くの人に見てもらうことが大事。何とかトップに伝え、再考してもらうように頑張ります。このままでは、沖縄を踏みつけたことになり、世間からも批判を浴び、平和活動の信頼が損なわれます。それではいけないのです。頑張ります!」

心ある人たちがいる団体だ。だからこそ、僕も映画製作を引き受けた。そしてもう一度言う、批判ではない。むしろ、団体の思いが損なわれて批判を浴びるようなことになってほしくない。本来は素晴らしい活動する組織。期待したい。


75250994_3140479339359682_2248696519425261568_n.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。