「ドキュメンタリー沖縄戦」を見てくれた沖縄戦の専門家さんの言葉=「この映画は日本人の意識を変える力がある!」 [映画の行方?]
「ドキュメンタリー沖縄戦」を見てくれた沖縄戦の専門家さんの言葉=「この映画は日本人の意識を変える力がある!」
「沖縄戦が理解されにくい一つに、様々な形の事件や戦闘があったので全体を把握しにくいという側面がある。なのに、この映画は見事に全体を捉え、1時間45分で沖縄戦のほとんどを把握できるようになっている。主要な戦闘や事件はほぼ紹介されており、初心者が見ても分かるような説明。非常によくできている」
「この映画を全国の映画館で上映すれば、多くの人が沖縄戦を知ることができる。残念ながら日本人のほとんどは沖縄戦がどんな戦争であったかを知らない。でも、この映画を見ればほぼ分かる。日本人の意識が変わる。沖縄戦がどれだけ悲惨で凄惨なものか理解してもらえる」
「さらに基地問題、日米地位協定等の現在の問題も、全ては沖縄戦からスタートしているので、その辺にも関心を持ってもらえるだろう。沖縄人がどんな苦労をし、どんな思いで生きているか?想像しやすくなるはずだ。いろんな意味でこの映画は日本人の意識を変えることができる」
「それを沖縄県の人間ではなく、県外の人たちが、県外の団体が製作してくれたこと。本当に嬉しい。ぜひ、全国の映画館で上映してほしい。本当にありがたい。感謝している」
上映会の後、その専門家の方はそう言ってくれた。その通りだと思う。映画館公開をすれば、テレビ、衛星、ケーブル、ネット、DVDの展開も可能。何百万人もが見ることができる。日本人の意識を変えることも可能だ。多くが沖縄戦とは何か?を知ることができる。
ただ、この映画を作った県外の団体が、全国の映画館公開を中止し、団体内で見ることを決めた。意味が分からない。沖縄の、皆さんの思い。どうすれば伝わるのだろう?
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