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「ドキュメンタリー沖縄戦」全国上映は中止か?=しんゆり映画祭「主戦場」上映中止事件を思い出す。 [映画の行方?]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」全国上映は中止か?=しんゆり映画祭「主戦場」上映中止事件を思い出す。

この秋に大いに話題になったしんゆり映画祭。一度は上映すると決めた「主戦場」を土壇場で上映中止。大いに批判を浴びて結局、上映を再度決めた。あの事件と今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」上映をスポンサーが許可しない件。類似点が多い。そこで、しんゆり映画祭事件を振り返ってみる。

「主戦場」はすでに劇場公開され大ヒット。何ヶ月ものロングランになっていた。その映画をしんゆり映画祭でも上映しようとしたところ。川崎市から懸念を伝えられ、映画祭側はそれを忖度。中止にした。新聞、ネットニュースによると、出演者から告訴された映画であること。それを上映することで、映画祭で何らかの危険行為が行われるかもしれない。映画祭も告訴されるかもしれない。という危惧が理由という。

しかし、出演者はヤクザや犯罪者ではない。マスコミでも活躍する著名人も多い。そんな人たちが映画祭で危険な行為をするはずはなく、「危険」というのは的外れ。多くの映画館がすでに上映しているのに映画祭だけが告訴というのもおかしな話。これらは上映中止の本当の理由ではないだろう。肝心なのはスポンサーでもある川崎からの懸念。「中止しろ」とは言われていないが、忖度して「今後のこともあるし、中止にしておこう」と映画祭側は考えたのだろう。

「ドキュメンタリー沖縄戦」は12月上旬に沖縄で完成披露上映会。大盛況で、1000人の観客が訪れた。多くが「全国で上映してほしい」と熱望。デニー知事からも「映画館で上映。全国で見てほしい」との要望を頂いた。にも関わらず、スポンサーは映画館公開の許可を出さない。前から繰り返される理由は「平和学習の教材として作ったもの。映画館公開は想定しない」というもの。先のしんゆり映画祭と同様に、首を傾げるものだ。

こちらも本当に理由は他にあると思える。しんゆり映画祭が川崎市に忖度したように、スポンサーは誰かに忖度しているのではないか? 映画館で大々的に公開されては困る存在がいて、その組織に忖度して上映に踏み切れないのではないか? だとしたら、その組織はとても力のある存在だろう。沖縄県の民意。県知事からの要請を拒絶してでも映画館公開をしないのだから。スポンサーは沖縄からの声をどう考えているのか?真摯な対応が求められる。



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